今回ご紹介するのはReveal SoundのSpireです！
EDMが流行り出してから特にピックアップされるようになり、多くのEDMアーティストに愛されています。
Contents
使用しているアーティスト
Armin van Buuren
Hardwell
Blasterjaxx
Dada Life
などなど、様々なアーティストから愛されています。
特徴
このアーティスト達からも分かる通り、非常にアグレッシヴで音圧の強いのが特徴的です。
ドロップ（曲でいうとサビの部分です。）で印象的な音が欲しい場合には、まずspireで印象的な音を決めてから他の音をレイヤーするようにするといい感じになってくれたり、もっとゴリゴリにしたい場合にはspire同士をレイヤーするだけでも非常にパワフルなサウンドが得られます。
プリセット
始めから入っているプリセットは以下の画像の通りです。
※今回はReveal SoundのSpireのみのバージョンを使用しています。
ドラムからベース、アルペジエーターからリードシンセまで入っているので、なんとなく試すだけでも良い音がすぐに見つかる事が多いです。
メイン画面
このReveal Sound Spireは最大で4つのオシレーターから発音する事が出来ます。
オシレーターとは・・・一つ毎にシンセサイザーの波形を選択し、発音する事が出来ます。今回の場合は4つのシンセサイザーを同時に鳴らしている形になっています。
オシレーターは以下の画像の通りです。
この波形を見ても分かる通り、ダブステップの時に使うようなワブルベースもこのspireで作る事が出来ます。
※オリジナルの波形をオシレーターに使用は出来ないのでご注意下さい。
音作りの部分に関してはエンベロープとLFOは4つ、ステップを２つアルペジエーターを１つ搭載しています。
エフェクター
そしてフィルターを2つ搭載し、オーディオエフェクターは以下の通りです。
「SHP」Shaper・・・音をよりキリッとさせる事が出来ます。
「PHS」Phaser and Vowel・・・音にうねるエフェクトを追加する事が出来ます。
「CHR」Chorus and Flanger・・・音を重ねたようなエフェクトを追加する事が出来ます。
「DEL」Delay・・・音の反響音のエフェクトを追加する事が出来ます。
「REV」Reverb・・・音の残響音を追加する事が出来ます。
このエフェクト達はそれぞれクリックする事でパラメーターが変化し、それぞれ細かくツマミを動かす事でエフェクターを調整する事が出来ます。
さらにそれぞれ個別にmuteボタンが搭載されているので、追加したけどやっぱりいらない・・・という場合にすぐに対応する事が出来ます。
そして最終的な出音を調整する為にコンプレッサーとベロシティ、ボリュームを調節する事が出来ます。
また最終的な音の暗さや明るさをグラフィックイコライザーで設定する事が出来ます。
また、マクロのツマミを4つ搭載しており、ここに好きなパラメーターを追加することにより、１つのツマミで多くのパラメーターを一気に動かす事が出来ます。
例えば、「cut1」と「res1」を一緒のツマミに設定しておく事でDJが使うようなフィルターを設定する事ができ、フィルアウトやドロップの最後にオートメーションを追加する際にとても便利です。
また、トランスポーズもこのSpire内に搭載している為、キーを変更する際にもここですぐに確認できる為便利です。
音作りの順序
このSpire、実は左上から右下に向かってそれぞれ矢印が表示されており、一番右下まで順番に設定する事で音作りを完成させる事が出来る様になっています。
普通のソフトシンセだとこのような矢印はなく、特に初心者の方が何からいじればいいのか迷ってしまうのですが、このSpireに関しては矢印に沿って調整していけばいい為、音作りの順番を覚えるといった意味でもとても使いやすい音源になっています。
デモサウンド
総評
今回はReveal SoundのSpireについてご紹介させていただきました。
出音がとてもパワフルで一見使いにくい印象ですが、その印象的な音はそのまま使っても音を重ねたとしても抜群の存在感を演出してくれるので、どんな場面においても使える万能なソフトシンセだと思います。
ゴリゴリのオランダ系のEDMサウンドが欲しい方や、シンセサイザーの音作りを覚えたい&即戦力で使えるソフトシンセが欲しいという方はこのReveal Sound Spireオススメです！
