【2026年】録音用マイクおすすめ6選|元楽器店員が安い順に

元楽器店員が選ぶ録音用マイクおすすめ6選 2026年版

※本記事はアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトなど)を含みます。価格は2026年10月時点の目安で、時期やショップによって変わります。

こんにちは、beesicです。

今回は、元楽器店員の自分が選ぶ、おすすめの録音用マイクを6本ご紹介します。1万円台から13万円クラスまで、価格帯別に安い順に並べました。歌ではありませんが、自分はふだんナレーションの収録もしていますので、声を録る側の目線でもお話しできればと思います。

この記事でわかること

  • 予算ごとにおすすめの録音用マイク6本(コンデンサー5本・ダイナミック1本)
  • マイクの選び方(部屋で選ぶ・声の高さで選ぶ・マイク以外の予算)
  • 元楽器店員として、それぞれの良いところと、正直な弱点

動画でも紹介しています。

おすすめ録音用マイク6選の一覧

先に6本をまとめておきます。気になるマイクから読んでいただいて大丈夫です。

製品価格帯(目安)タイプ向いている人
LEWITT LCT 240 PRO1万円台コンデンサーまずマイクで録音を始めてみたい方
AKG P2202万円以下コンデンサー高音をきれいに録りたい方
audio-technica AT40404万円前後コンデンサー最初から長く使える1本がほしい方
Aston Microphones Origin4万円台後半コンデンサー扱いに気をつかわずに録りたい方
Shure SM7B/SM7dB6万円前後/7万円台後半ダイナミック部屋の響きに悩んでいる方、声をメインに録る方
AKG C414 XLS11万円台からコンデンサー長く使える一生モノがほしい方
価格は2026年10月時点の目安です

先に結論を言いますと、迷ったらこの3本です。予算を抑えて始めたいならLCT 240 PRO、最初から長く使える1本がほしいならAT4040、部屋の響きに悩んでいる方や、声をメインに録る方はSM7Bです。

録音用マイクの選び方

6本に入る前に、元楽器店員として、マイクを選ぶときに必ずお話ししていたことを3つだけ。

部屋で選ぶ:コンデンサーかダイナミックか

録音用のマイクには、大きく「コンデンサー」と「ダイナミック」があります。コンデンサーマイクは、息づかいや細かいニュアンスまで拾ってくれる繊細なマイクなんですけども、そのぶん部屋の響きやエアコンの音まで一緒に拾ってしまいます。ダイナミックマイクは、口の近くの音をしっかり拾うタイプで、部屋の響きに強いです。

お部屋に何も対策をしていない方は、ダイナミックも候補に入れてみてください。

声の高さで選ぶ

マイクにはそれぞれ得意な音域がありまして、高い声がきれいに伸びるマイクもあれば、中音域に厚みが出るマイクもあります。各マイクのところで、どんな声に合うかもお話しします。

マイク以外の予算も見ておく

今回ご紹介するマイクは、すべてXLRという端子のマイクです。なので、パソコンにマイクをつなぐための録音の入り口になる箱、オーディオインターフェイスが別に必要になります。コンデンサーマイクの場合は、ファンタム電源(48V)という表記があるかも必ず確認してください。

それと、楽器店時代によくあったのが、「マイクを落としてから、録れる音が変わってしまった」というお問い合わせでした。コンデンサーマイクは衝撃と湿気に弱いので、マイクスタンドやケースも含めて予算を考えておくのがオススメです。

1. LEWITT LCT 240 PRO|1万円台で必要なものがそろう

▶ 動画では 2:03から この製品を紹介しています。

LEWITT LCT 240 PRO ブラックのコンデンサーマイク
LEWITT LCT 240 PRO(画像:LEWITT 公式動画より)

まずは1万円台から。オーストリアのメーカー、LEWITTのLCT 240 PROです。1万円台のコンデンサーマイクの中でも、見た目と作りのしっかりさで選ばれることが多いマイクですね。

良いところ:クセが少なくクリアな音

クセが少なくてクリアな音なので、歌はもちろん、ナレーションや配信、アコギまで、宅録でよく録るものを一通りこなせます。

良いところ:この価格で付属品がそろう

マイクホルダーにウインドスクリーン、それにケースまで付いてきます。さらに、ショックマウントとポップフィルターも付いた「ValuePack」というセットもありますので、最初の1本で「何から買えばいいか分からない」となりにくいのは大きいと思います。色もブラックとホワイトから選べます。

弱点:ローカット・パッドのスイッチがない

ただ、ローカットやパッドといったスイッチは付いていません。大きな音の楽器を録ったり、低い音を本体側で削ったりしたい方は、このあと紹介するAT4040のほうが向いています。

価格は16,000円前後です。まずはマイクで録音を始めてみたい、という方にぴったりです。

メーカー公式の紹介動画です(LEWITT・音のサンプル入り)。

ショックマウントとポップフィルターが付いたValuePackはこちらです。

2. AKG P220|高音がきれいに抜ける

▶ 動画では 3:00から この製品を紹介しています。

AKG P220 コンデンサーマイク
AKG P220(画像:AKG公式サイトより)

続いて、2万円以下の1本。オーストリア生まれのメーカー、AKGのP220です。

良いところ:高い方の音がきれいに録れる

AKGのマイクは、全体的に高音がきれいに抜けてくるのが特徴でして、P220も高音に印象があるマイクです。特に女性の方で、きらびやかな高音がほしい、という場合にオススメです。

良いところ:ハードケースとショックマウント付き

ハードケースとショックマウントが付いてきますので、使い終わったらケースにしまえますし、持ち出して録るときも安心です。それと、LCT 240 PROにはなかったローカットとパッドのスイッチも付いています。

弱点:もともと声が高い方だと刺さることも

ただ、高音に特徴があるぶん、もともと声が高くてシャリっとしている方だと、少し耳に刺さると感じるかもしれません。

価格は18,000円前後です。LCT 240 PROとほとんど変わらない予算で、高音のきれいさを取りたい方に向いています。

3. audio-technica AT4040|長く使える最初の1本

▶ 動画では 3:52から この製品を紹介しています。

audio-technica AT4040 ショックマウントに付けたコンデンサーマイク
audio-technica AT4040(画像:オーディオテクニカ 公式動画より)

ここから一段上がって、4万円前後です。audio-technicaのAT4040。楽器店で、最初にDTMの機材を一式そろえる方にオススメされるマイクの中では、おそらく一番上のクラスになるマイクです。

良いところ:クセが少ないまま、一段きれいな音

1万円台のマイクから、クセが少ないまま一段きれいになります。中音域に少し特徴があるんですけども、打ち込みの曲でも生音の曲でも、安心して録れる音だと思います。

良いところ:ローカットとパッドのスイッチ付き

楽器の録音や、声が低い方でも使いやすいです。ショックマウントやケースも付いてきます。

弱点:部屋の響きもきれいに拾ってしまう

ただ、このクラスになると、部屋の響きもきれいに拾えてしまいます。何も対策をしていない部屋だと、マイクの良さより部屋の響きのほうが目立ってしまうこともありますので、そこはご注意ください。

価格は39,000円前後です。最初から長く使える1本がほしい方に、一番オススメしやすいマイクです。

メーカー公式の紹介動画です(Audio-Technica Australia)。

4. Aston Microphones Origin|弱点をマイクの中で対策

▶ 動画では 4:46から この製品を紹介しています。

Aston Microphones Origin コンデンサーマイク
Aston Microphones Origin(画像:Aston Microphones公式サイトより)

同じくコンデンサーで、少し変わり種です。イギリスのメーカー、Aston MicrophonesのOriginです。一言で言いますと、「コンデンサーマイクの弱点を、マイクの中で対策してくれているマイク」なんですよね。

良いところ:ポップガード内蔵で、衝撃にも強い

マイクの中にポップガードと、揺れを抑える仕組みが入っています。しかも衝撃にも強い作りになっていまして、さきほどお話しした「落として音が変わる」が心配な方にも、かなり安心なマイクです。マイクの下に、スタンドに直接つなげるネジも用意されています。

良いところ:中音域に特徴のある、温かみのある音

打ち込みの曲というよりは、少しゆったりした曲や、音数が少ない曲で活躍してくれるマイクかなと思います。ローカットとパッドのスイッチも付いています。

実際に使って感じたこと:重く、下の部分が滑りやすい

ただ、見た目の大きさのわりにずっしり重いです。それと、本体の下の部分がツルツルしているので、ハンドクリームを塗った手で持つと滑りやすいです。個人的に使っていて、ここは気をつけたほうがいいと思いました。

価格は46,000円前後からです。ポップガードやショックマウントをいちいち用意したくない方、扱いに気をつかわずに録りたい方に向いています。

メーカー公式の紹介動画です(Aston Microphones)。

5. Shure SM7B/SM7dB|部屋の響きに強いダイナミック

▶ 動画では 5:59から この製品を紹介しています。

Shure SM7B ダイナミックマイク
Shure SM7B(画像:Shure 公式動画より)

ここからはダイナミックマイクです。ShureのSM7B。ラジオや配信、歌録りでも使われてきた定番で、自分もふだんのナレーションの収録は、このSM7Bで録っています。

良いところ:部屋の響きに強い

口の近くの音だけをしっかり拾ってくれるので、吸音をしっかりしていない部屋から始める方には、コンデンサーより結果が良くなることも多いです。

良いところ:落ち着いた太い声になる

落ち着いた太い音になってくれるので、ナレーションやラップ、低めの歌声とはかなり相性がいいと思います。

弱点:音が小さく、安いオーディオインターフェイスだとパワー不足のことも

ただ、正直な話をしますと、SM7Bは人気があるのに、なかなかオススメしづらいマイクでもあるんですよね。音がとても小さく出るマイクなので、安いオーディオインターフェイスだと、持ち上げるパワーが足りないことがあるんです。

SM7dBなら、その心配がほぼなくなる

そこで候補になるのが、マイクの中に音を持ち上げるプリアンプを入れた、SM7dBです。こちらはマイク側で持ち上げられるので、その心配がほぼなくなります。ただ、こちらは重さが800g以上ありますので、しっかりしたマイクアームが必要です。

Shure SM7dB 背面のプリアンプ切り替えスイッチ
SM7dB の背面のスイッチ(画像:Shure Japan 公式動画より)

価格は、SM7Bが60,000円前後、SM7dBが77,000円前後です。部屋の響きに悩んでいる方、声をメインに録る方に、一番オススメしたいマイクです。

メーカー公式の紹介動画です(Shure)。

SM7dBの公式動画(Shure Japan)とリンクはこちらです。

6. AKG C414 XLS|一生モノの1本

▶ 動画では 7:12から この製品を紹介しています。

AKG C414 XLS コンデンサーマイク
AKG C414 XLS(画像:AKG公式サイトより)

最後は、一生モノの1本です。AKGのC414 XLS。

良いところ:指向性を9段階で切り替えられる

マイクが音を拾う向き、指向性を9段階で切り替えられます。正面の音だけを拾ったり、周りの音まで拾ったりと変えられるので、ボーカルから楽器、外での録音まで、これ1本で幅広く使えます。

実際に使って感じたこと:女性ボーカルの高音がよく伸びる

個人的に使っていて思ったのは、女性ボーカルの高音がとにかくよく伸びることでした。声の高い方には、かなりオススメです。それと、音量を上げてもノイズが乗りにくいのも、このクラスならではだと思います。

ハードケースに、ショックマウントやポップスクリーンまでまとめて入っていますので、しまうときも持ち歩くときも便利です。

弱点:価格と、部屋の対策も必要なこと

ただ、やはり価格です。それと、このクラスのマイクは部屋の響きもそのままきれいに録れてしまうので、マイクだけ買って満足するのではなく、吸音もセットで考えるのがオススメです。

価格は113,000円前後から、お店によっては13万円台です。個人的には、今回ご紹介した中で一番好きなマイクです。歌をメインに作品を作っていて、長く使える1本がほしい方に向いています。

※国内では「C414 XLS-Y4」の型番で販売されています。

6本をスペックで比べる

動画でお見せした比較表です。選ぶときの参考にしていただけると嬉しいです。

マイクタイプ価格の目安得意なこと気になる点向いている人
LEWITT LCT 240 PROコンデンサー16,000円前後クセが少なくクリア・付属品が多いローカット・パッドのスイッチなし最初の1本
AKG P220コンデンサー18,000円前後高音がきれい・付属品が充実高い声だと刺さることも高音をきれいに録りたい人
audio-technica AT4040コンデンサー39,000円前後クセが少なく一段きれい部屋の響きも拾う長く使える1本がほしい人
Aston Originコンデンサー46,000円前後〜ポップガード内蔵・衝撃に強い重い・下が滑りやすい扱いに気をつかいたくない人
Shure SM7B/SM7dBダイナミック60,000円前後/77,000円前後部屋の響きに強い・声が太いSM7Bはパワーが必要/SM7dBは重い声メイン・部屋に悩んでいる人
AKG C414 XLSコンデンサー113,000円前後〜指向性9段階・高音の伸び価格・部屋の対策も必要一生モノがほしい人
価格は2026年10月時点の目安です

まとめ:マイクは部屋と声で選ぶ

というわけで、いかがでしたでしょうか。最後に「迷ったらこれ」をもう一度まとめます。

  • 予算を抑えて、まず録音を始めてみたい → LCT 240 PRO
  • 最初から長く使える1本がほしい → AT4040
  • 部屋の響きに悩んでいる、声をメインに録る → SM7B(オーディオインターフェイスに自信がなければ SM7dB)
  • 高い声をきれいに残したい → 予算に合わせて P220 か C414 XLS

マイク選びって、つい「高いほうが良い音」と考えがちなんですけども、実際は部屋と声との相性のほうが大きいです。

今回は個人的に、やっぱりSM7Bが一番刺さっています。ふだんのナレーションでも使っていて、部屋の響きをあまり気にせずに録れる、というところが一番ありがたくて。

皆さんは今どんなマイクで録っていますでしょうか。動画のコメント欄で教えていただけると嬉しいです。

動画でも紹介しています

6本の公式映像や実機の様子は、動画のほうが伝わりやすいと思います。10分ほどの動画ですので、あわせてご覧ください。

YouTubeのbeesicチャンネルでは、これから皆さんのためになるようなDTMに関する動画を投稿していければと思っておりますので、チャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。

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