皆さんこんにちは、beesicです。
個人的に機材が好きというのもあったり、元楽器屋という経緯もあって多くの機材に触れる機会に恵まれました。
そんな中でも多く触れたのがおそらくオーディオインターフェイスだと思います。
色んなイヤホンやヘッドホンを試していたりしたので、そこからオーディオインターフェイスにも自然とハマりました。
という訳で、今回も前回のMIDIキーボードに引き続き、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。
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6位 MOTU Microbook IIc
現行機種で一番古く使ってたのがこのMOTUのMicrobook IIcです。
前面にはマイク、ギターの入力端子、そしてヘッドホン端子、背面にはメインアウト、ラインアウト、ラインイン、ステレオミニイン、デジタル出力、USB端子、そしてiPadなどで使用する際に必要な外部電源接続用のMicro usb端子が搭載されています。
ボディーは頑丈で、この季節に触るとヒンヤリとするメタルでデザインされています。
ファンタム電源というコンデンサーマイクを接続する際に必要な機能も搭載していますので、多くの機材を接続する事が出来ます。
全ての操作は上面のツマミで調整する事が出来ます。
この機種の好きな所は、コンパクトなボディーなのに多くの入出力を搭載している点です。
このぐらいのコンパクトなボディーだと接続するケーブルは赤白のRCAケーブルだったりするのですが、ギターシールドと同じ大きさのラインに対応しているのが個人的にポイントが高いです。
ヘッドフォンの音質はアナログチックな中音域に特徴のあるあたたかみを感じる音となっています。
気になる点は少しお値段が張る部分でしょうか。
持ち歩きも気軽に出来て、多機能なMicroBook IIcを6位とさせていただきました。
5位 Apogee Apogee Groove
5位にランクインしたのは、音を聴く事だけに特化したオーディオインターフェイスとなります。
人によってはヘッドホンアンプと区分されるかと思いますが、使用用途が制作向けに開発されていますので、オーディオインターフェイスとしてご紹介させていただきます。
このGrooveはとてもシンプルで、接続端子はUSB端子とヘッドホン出力のみしかありません。
その他にはボリュームを調整するボタンがついているのみです。
こんなにシンプルなのに中々のお値段がする理由は、中に搭載されている音質に関係するチップがとても高品質となっており、スタジオクオリティーの音で制作とミックス作業をする事が出来るという事があります。
最近はパソコンのキーボードをピアノ鍵盤として打ち込みが出来る環境もあり、パソコンとイヤホン、ヘッドホンで音楽制作をする方を多く見受けられます。
そういう際に選択肢になってくるのがこのGrooveです。
音の特徴は勢いのある音で高域は綺麗で、残響音なども綺麗に聴こえます。
音楽のジャンルや楽器を選ばずにモニターしやすい音となっています。
個人的に使用していた時は普段音楽を聴く際にも使用していたりしました。
コンパクトながらどこでもスタジオクオリティーの音が聴けるApogee Grooveを第5位とさせていただきました。
4位 Apogee Duet 3
4位に選ばせていただいたのはApogeeのDuet3です。
このオーディオインターフェイスの特徴は録音やモニタースピーカーを接続する時だけ付属のブレークアウトケーブル(入出力端子がたくさん用意されたケーブルの事です。)を付ければ良いという点です。
なので、普段モニターヘッドホンやイヤホンだけ使用するという方は本体とケーブルというシンプルに使う事が出来るので、ボディーのコンパクトさもあって出先でも使いやすいのが特徴となっています。
音量の調整などは本体に付いているダイヤルでおこないます。
もし細かい設定などが必要な場合には、Apogee Control2というソフトで細かく設定することが出来るようになっています。
個人的に気に入っている部分はイヤホン接続端子です。
普通、この価格帯の高級オーディオインターフェイスとなるとギターシールドと同じ規格のフォン端子でイヤホンやヘッドホンを接続する事が一般的ですが、このDuet3は普段使用しているイヤホンなども気軽に接続出来ます。
この仕様のおかげと付属のポーチのおかげで気軽に外やベッドルームでも使用できるなぁーと思っています。
音は低域は強めに出ている印象で、それでいながら高音域まで曇る事なくモニター出来ます。
と、すごい柔軟性の高いオーディオインターフェイスなのですが、Duet2の頃から言われていたのが、ブレークアウトケーブルが少し心許ないという点です。
特に、頻繁に録音をして、出先でもブレークアウトケーブルを使うとなった場合にはその不安はとても理解できます。
しかし、そんな声に応えるためなのか、今回からはDockが別売で発売されるようになっています。
このDockをDuet3本体上部と接続する事で、他のオーディオインターフェイスと同様に丈夫な入出力を用意する事が出来ます。
しかし別売となり、お値段も3万円近くとなかなかしてしまいますが、例えばよく使う場所にはこのDockを用意しておき、必要な時は接続して使用するという事が出来るようになりますので、様々な場所でDuet3を使用したいという方にはお値段以上の価値があるように思います。
話は戻りまして、このケーブルの着脱式というデザインが個人的にとても気に入っています。
それでいてマイクで録れる音なども高音質で、現代にあっていると思うオーディオインターフェイスです。
3位 MOTU M2
次にご紹介するのはSNSで散々話題となったMOTUのM2のご紹介です。
一見、スタンダードなオーディオインターフェイスに見えますが、みんなから注目されたのは中に搭載されているオーディオに関係するチップです。
このチップが通常、数十万円するようなオーディオインターフェイスのみで採用されていたチップであり、そこから発売前から音楽制作に関わる方から、はたまたオーディオマニアの方からも注目され、発売当初は入手困難となる事態となりました。
もちろん、モニターする音以外の録音にもこだわりがあり、普通ではありえないほど低ノイズで録音する事が出来るようになっており、さらにこれをUSBケーブル一本で実現してしまっているのがまた驚きです。
そういった機能も搭載しながら、パソコン上で流れている音を録音したりするのに便利なループバック機能というものも搭載し、いろいろすごいです。
肝心の音ですが、低音から高域まで曇る事なくモニターする事ができ、同じ価格帯では最高だと思います。
このようなクオリティーのオーディオインターフェイスが約3万円で手に入るのかーと当時衝撃を受け、その衝撃具合から3位とさせていただきました。
2位 RME Babyface Pro FS
第2位に選ばせていただいたのはBabyface Pro FSです。
個人的にオーディオインターフェイスで一番衝撃を受けた機種です。
というのも、楽器店時代にお店にあるオーディオインターフェイスを実際に使用してみて、皆で価値観を共有しよう!みたいな事を実施した事があるのですが、その時に自分の普段使いしているイヤホンを前機種のBabyfaceに接続して楽曲を聴いた所、すぐにどこでどの楽器が鳴っているかが明白となりました。
その衝撃から試した日に購入したのは良い思い出です。
そこから月日は経ち、このBabyface Pro FSが発売されました。
前機種から確実に様々な部分がパワーアップし、(難しい話となってしまいますのでここでは割愛させていただきます。)オーディオマニアの方からもより注目を浴びる製品となりました。
この製品の特徴的な部分はコンパクトなデザインとは裏腹に、本体の側面、そして上部に多くの入出力を備えている部分です。
本体上部にはマイクやスピーカーを接続する際に便利なXLR端子、左側面にはUSB端子や外部電源端子、MIDI端子にADAT端子、右側面には楽器を入力する為のライン端子を2つ、そしてヘッドホン端子がそれぞれ大きいのと小さいのを備えています。
そしてパソコンと接続する際、独自のドライバーにより遅延を限りなく少なく出来る点も音楽制作にとって大きな利点となります。
本体のサイズは結構大きく、分かりにくい例えですが、ニンテンドースイッチより少し小さいぐらいとなっていますが、付属にプラスチックのケースに入れてスタジオなどに持ち歩きをする事も出来るデザインとなっています。
数え切れないぐらいこのオーディオインターフェイスで録音やミックスをしてきましたが、音質面に何も不満はありませんでした。
しかし、気になる点と言えばケーブルを色々接続しようとすると、本体の三面からケーブルが飛び出す事となり、設置場所に困ります。
自分が使用していた時には、背面の溝と卓上のマイクスタンドを接続し、使用していました。
細かい音量調整やループバック機能などを使う際には自社のTotal Mixというソフトを使用して操作する事が出来るようになっています。
最近ですと、音楽制作の方はもちろん、オーディオマニアやさらには配信者の方も採用されていたりと需要が止むことはありません。
その需要の高さから転売ヤーによく狙われている悲しい機材です。。。
しかし、その使いやすさとポテンシャルの高さから一度は体感してみてもらいたいオーディオインターフェイスです。
そんなBabyface Pro FSを第2位とさせていただきました。
1位 RME Fireface UCX II
またまたRME社からのオーディオインターフェイスとなりますが、映えある第1位に選ばせていただいたのはFireface UCX IIとなります。
お値段的にもプロ仕様の機材となっていますが、それでもなお納得させられてしまうクオリティーの高さを伺えます。
前面にはライン、マイクどちらも接続出来るXLR/ライン入力端子を2つ、そしてライン入力端子を2つ、背面にはライン入力端子をさらに4つ、ライン出力端子を6つ、MIDI IN/Out端子、ワードクロック端子、ADAT端子、AES/EBU端子、SPDIF入出力、USB端子に外部電源端子と多くの端子を搭載しています。
聞き慣れない端子も多くあったかと思いますが、あ、そういう端子もあるのかーぐらいで聞き流していただければ大丈夫です。
なんといっても音の良さ、定位感がBabyface Pro FSよりさらに洗練されており、普段使用していてモニターがすごくしやすいです。
それでいて楽器類も低ノイズで簡単に録音する事も出来るようになっており、入出力ともに満足出来るクオリティーです。
また、背面にUSBメモリーを接続する事で例えばDAWソフトがクラッシュしてしまい、保存していない!という場合にもこのバックアップ機能を使用する事で万が一にも備える事ができます。
そしてBabyface Pro FSと比べた際、普通のオーディオインターフェイスと同じように前面と背面だけで入出力が完結するようになっているので、持ち歩きなどが少ないという場合には設置もしやすいのが個人的にはポイントが高い部分となっています。
本体にはカラー液晶が搭載されており、それらを見ながら音量を調整する事もしやすくなっている部分もお気に入りです。
欠点としては、この機種もまた人気が高く、転売ヤーに狙われている事でしょうか。
最近はだいぶ落ち着いてきた印象もありますが、まだまだ手に入れるのが難しいオーディオインターフェイスの1つと言えます。
自分はどうしても欲しかったので、Reverbという海外で販売している機材を購入出来るサイトでフランスの楽器店さんから購入しました。
個人的に使用していて、スタジオレベルでは無い限りはこのFiraface UCX IIを今後も使っていこうと思える製品です。
まぁ、Firaface UCX IIIなどが出たらわかりませんが。。。
現在も使用しながら満足度もとても高いFireface UCX IIを第1位とさせていただきました。
まとめ
というわけでいかがでしたでしょうか。
こうやって振り返ってみると機材買い替えすぎだなーと思う今日この頃です。
しかし、気になる製品は試したくなってしまいますので、今後も多くの機材に触れるんだろうなーと思いながら今回の締めとさせていただきます。
皆さんの参考になりましたら幸いです。