とっても人気なRME Fireface UCX IIをレビューしてみた~使用編~

こんにちは、beesicです。

寒すぎて毛布羽織ったり靴下履いたりするんですが、あったかくなり過ぎて眠くなっちゃうのが悩みですね。。。

さてそんな事はさておき、今回はFireface UCX IIの使用レビューをしていきます!

楽器店時代にも本当に多くの方に愛されていたRMEのFireface UCXでしたが、その「II」が出ると知った時に「触ってみたい」とずっと思っていました。

ようやく購入する事が出来ましたので、見ていきましょう!

外箱

Fireface UFX IIとかと同じような箱のデザインになっています。

このデザインを見ると「あ、RME製品購入したんだなぁー」という実感が湧いてきます。

裏面には本体の前面と背面の画像が掲載されているので、箱を見るだけでも入出力などを確認する事が出来るようになっています。

同梱物

箱を開封すると2枚の紙が導入されていました。

おそらくドイツ語だと思うのですが、読めませんでした。

2枚の紙と紙とダンボール生地の厚紙をどけると様々なケーブルが同梱されています!

同梱物は右上から

  • オプティカルケーブル(光デジタルケーブル)
  • TypeC-TypeBケーブル
  • デジタルブレイクアウトケーブル
  • 電源ケーブル(海外版/日本版)
  • TypeA-TypeBケーブル
  • ACアダプター

そしてここに載っていませんが、ゴム足(シールタイプ)が付属していました。

輸入品ですので、日本語によるセットアップガイドやユーザーガイドはありません。

しかし輸入代理店であるシンタックスジャパンさんのサイトにてドライバーやファームウェアの案内がありますので心強い限りです。。。!

さて、ついにFireface UCX II本体です。

本体

前面のパネルはシルバーを基調として青のデザインが施されています。

その他の面は黒のデザインとなっています。

側面には熱を逃すための穴が空いていますね。

こういうスタジオでも使用できるタイプのオーディオインターフェースの場合、本体が熱くなりやすいのでこれは必須ですね。

アナログの入力端子は前面に

  • XLR端子・・・2
  • LINE端子・・・2

そして背面の入力端子は

  • LINE端子・・・4

となって合計で8つ用意されています。

次にアナログの出力端子は前面に

  • PHONE端子・・・1

そして背面の出力端子が

  • LINE端子・・・6

用意されています。

背面に6つの出力端子がありますので、モニタースピーカーを二つ接続して、残りをヘッドホンアンプに接続したりなど様々な使い方が出来ます。

パソコンを使用した同期をするライブなどの際にクリック音を聴きながらという場合にも使用出来ます。

その他にはロック式のACアダプター端子やMIDI端子、DURec(USBメモリーを接続してFireface UCX II単体で録音したり、再生などが出来る端子です。)やUSB端子(2.0)が用意されています。

その他にデジタルの入出力端子などが用意されています。(自宅で使用する場合にはデジタル入出力端子はほぼ使用しないと思います。)

いやー・・・良いですね。

Fireface UFX IIやADI-2などが液晶のパネルと搭載していたことから、Fireface UCXの後継機にも液晶が搭載されるんだろうなーという予想は出来たのですが、高級感もありすごく好きです。

Fireface UCX IIの操作方法は前面の液晶パネル付近にあるボタンやノブ、またはTotalMixというソフトで操作する事が出来ます。

また、RMEから発売されている「ARC USB」というリモートコントローラーにも対応していますので、TotalMixではなく物理的に操作したい場合にはオススメです。

音質

以前にBabyface PROを使用していた事や、楽器店員時代に多くのオーディオインターフェイスを試してきましたが、一番感動した音がRME社の機材達でした。

なので今回のFireface UCX IIも大いに期待していたのですが。。。思い通り、やっぱりいい音でした。

RME社のオーディオインターフェイス全体に感じる印象なのですが、とにかく音の分離感がすごいと感じます。

どこでどの楽器がなっているか、歌のコーラスがこの辺から聴こえるなどがすごく分かりやすいです。

この印象はヘッドフォン端子及びスピーカーのアウトプットからも同じ印象を受けました。

M2 Macbook ProとDuet3との比較

せっかくなので、手持ちのM2Macbook Proのイヤホン端子とこの前レビューさせていただいたApogeeのDuet3のヘッドホン端子と比較していきたいと思います。

今回も使用するモニターイヤホンはCampfire Audioの「SATSUMA」です。

ぜひこちらのレビューも読んでいただきたいのですが、簡単にこのイヤホンの特徴を表すと、馬ランスドアーマチュア型という事もあり、高域はキラキラ、中音域は主張する訳でもなく、低域は少し量が少ないといった印象のイヤホンです。

では比較の結果ですが。。。

  • M2Macbook Pro・・・高域は耳に刺さる事はなく、中域は普通、低域は主張は強くありませんがしっかりとモニターする事が出来ます。何も不満はありません。
  • Apogee Duet3・・・高域はキラキラとしており、中域は少し控えめに感じ、低域は体に振動が伝わるような低音もモニターする事が出来ます。音場はM2Macbook Proより広く感じ、音の定位感をモニターしやすいです。制作する際に楽しい音で、制作意欲がどんどんと湧きます。
  • RME Fireface UCX II・・・音場が広く、Apogee Duet3よりもさらに立体的に音が聴こえてきます。高域はキラキラ、中域は普通、低域は少なめに感じ、このイヤホンの特徴通り素直に音を出力してくれている印象を受けました。

M2Macbook ProとApogee Duet3は音楽制作を進めていく上でテンションを上げてくれる音という印象です。

ミックスやマスタリングの際の微妙な音質の変化をモニターしたい場合などには、Fireface UCX IIの音が一番分かりやすいと思いました。

また、録音はコンデンサーマイクのC314を接続してみたのですが、ノイズもなく綺麗に録音する事が出来ました。

注意点

ちょっと手間取ったのが、ACアダプターの先端をロックしないと奥まで刺さらない為電源が最初つかず焦りました。

また、TypeC -TypeBケーブルのTypeCの方がしっかりと刺さる向きがありますので要注意です。

本体の電源は付いたけど、今度はパソコンで認識しない。。。ケーブルもなんかグラグラだなぁ。と思ったら、ケーブルの向きが逆だったらしく、接続し直したところしっかりと奥まで刺さりました。

並行輸入品という事もあり、冷や汗が止まりませんでしたが何も問題ありませんでした。

もし今後お買い求めを考えられている方は上記の2つの点にご注意下さい。

※ちなみに自分はM2 Macbook ProとM1max Mac Studioで使用しているのですが問題なく使用する事が出来ています。

また、MacのOSは他のソフトがまだまだ対応していないという理由でMonterey(OS12)で使用しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

この分離感のある音質はやめられません。

このオーディオインターフェイスと共に今後も様々な音楽を制作していきたいと思います。

次回はFireface UCX IIとソフトウェアの連携をご紹介していきたいと思います!

でわでわ〜