暑中お見舞い申し上げます。
まだまだ暑い期間が続きますが、皆さんお気をつけてお過ごしください。
こんな暑い日は家で音楽制作などいかがですか?
そんな時のお供に最適なROLIのLightpad Blockのご紹介です。
Contents
Roli Lightpad Blockって?
Roli Lightpad BlockはBluetoothでパソコンやスマホと繋げることが出来る、充電式のMIDIコントローラーです。
パソコンとスマホで使用する場合とでそれぞれの楽しみ方が用意されているのが特徴です。
スマホやタブレットと接続する場合、まずは「ROLI PLAY」というアプリでどのように使うことが出来るのかを学ぶことが出来ます。
「NOISE」というアプリを通して様々なプリセットを選択して、トラックを制作する事が可能です。
パソコンと接続した場合には、Roli Lightpadに最適化されている音源の「ROLI Studio Player」を使用して、パッドを擦ったり、叩いたり、優しく触れたりすることでより繊細な音の表現が可能となっています。
また、「ROLI Studio Drums」というドラム専用の音源も用意されており、こちらも様々な触り方を細かく感知してくれるので、他の音源とは違ったニュアンスを出す事が可能になっています。
また、「ROLI Dashboard」というソフトを使用する事で、Lightpadに表示されるレイアウトを変更することや、対応しているDAWソフト専用のMIDIコントローラーとして設定することも可能となっています。
DAWソフトを持っていなくても、Ableton Live Liteが付属するので、「NOISE」アプリで作ったトラックの音量バランスを整えたり、アレンジをしたりする事も可能だったり、Ableton Live Liteに付属している音源と「ROLI Studio Player」を組み合わせてトラックを制作することも可能です。
簡単にご紹介させていただきましたが、使う人の環境にしっかりと寄り添ってくれるMIDIコントローラーがこのROLI Lightpad Blockだと思います。
では、まだまだ魅力たっぷりのLightpad Blockを掘り下げていきたいと思います。
ROLI Lightpad Blockのおすすめポイント
・充電式のBluetooth MIDIコントローラー
これは冒頭でも触れた部分ですが、充電式という必ずしもケーブルを必要としないデザインが個人的には気に入っています。
充電式という事で、タブレットやスマホと接続する際にはBluetoothで接続出来るため、Lightpad blockとスマホだけですぐに使う事が出来ます。
バッテリーも約4時間動作する為、モバイル環境で使用する分には十分な使用時間が設けられていると思います。
もし充電する場合には付属のType-c to USB Aケーブルを使用して充電します。
満充電にかかる時間は2時間と長めではありますが、充電中だとしても使用する事ができますので、パソコンで腰を据えて制作する場合などはケーブルを繋げておく方が便利かもしれません。
ただのMIDIコントローラーとしてだけではなく、LEDにより様々なデザインのコントローラーとして使う事ができ、また優しく光るので触れているだけでも楽しいコントローラーになっています。
・拡張性の高さ
DJプレイのようなライブ演奏を得意とする「Live Block」や、トラックを制作する時に使用頻度の多いボタンを集めた「Loop Block」などが拡張デバイスとして用意されており、かゆい所に手が届くblockが用意されています。
ROLIのモバイルシリーズのコントローラー全てに採用されている機能なのですが、本体に他のROLI社製のコントローラー、もしくはデバイスと接続することが出来る端子が搭載されています。接続方法も簡単で、磁石のようにくっつき合わせるだけで使用する事が出来ます。
その他にも鍵盤タイプ「LUMI Keys」や「SEABOARD Block」と接続して、自分の使いやすいMIDIコントローラーにカスタマイズする事が出来ます。
・遊び心も満載!
これは「ROLI Dashboard」の中から選択が出来るのですが、ブロック崩しとインベーダーのようなゲームが用意されており、Lighpad Blockを接続した状態で選択することで遊ぶことが出来ます。
インベーダーの方は何体敵を倒したかもカウントされており、作曲の合間に息抜きに遊ぶのに良いかもしれません。
他にも、「Ableton Live」や「Logic Pro X」用の専用コントローラーになるテンプレートが用意されているのですが、これを選択した際、DAWのアイコンがLightPad上に表示されるという遊び心が用意されています。
個人的に、こういう遊び心がある機材を発見すると、グッときてしまいます。
こんな魅力的なROLI Lighted Blockですが、中古で購入をお考えの方も多いかと思いますので、次からは中古での注意点をご紹介します。
中古で購入をお考えの場合の注意点
・LightPad Blockには主に3種類のタイプがあります。
この魅力たっぷりのLightPad Blockですが、実は3種類のタイプが存在しており、もし中古でお考えの際にはぜひ注意していただきたいポイントです。
その3種類のタイプは以下の通りです。
- ROLI LightPad Block・・・3種類の中で一番古いタイプです。触れる部分の素材がやや硬く、LEDの光かたも控えめになっており、また角の部分を触れるとうまく反応しないという事があります。
- ROLI LightPad Block M・・・前回のLightPadを改良したバージョンです。触りごごちもよくなり、より細かなタッチを感知してくれるようになりました。また、LEDも鮮やかになり、暗闇の中でも十分に楽しむ事ができるようになっています。今回、ブログ内で使用しているのはこのタイプです。
- ROLI LightPad Block Studio Edition・・・3種類の中で公式で現行発売されているのはこのタイプになります。その名の通り、付属する音源が強化されており、パソコンでの制作のお供としてより考えられたタイプです。これについてくるMIDIコントローラーはLightPad Block Mと全く同じです。
このように3種類存在しています。
オークションサイトやフリマなどで買う際の指標にしていただけますと幸いです。
また、他にもぜひ気をつけていただきたいポイントがありますので、ご紹介させていただきます。
・並行輸入品ではないか?
これもありがちなのですが、最初に購入された方がこの並行輸入品を購入している可能性があります。
というのも、並行輸入品の方が安い傾向があるからです。
では、この並行輸入品を購入した場合に何がまずいかというと、日本代理店のメディアインテグレーションさんや、楽器店での保証、もしくはサポートが受けられません。
もし故障した場合や、何か分からない事があった場合は本国のサイトを経由しなくてはなりません。
もしこの記載がない場合は出品者さんに質問してみることをおすすめします。
・付属のソフトのライセンスは移行してくれるかどうか
DAW関係の製品で一番めんどくさいのですが、絶対に確認してほしい項目です。
付属するソフトはこのLightPad Blockを使用する上でより楽しい体験を提供してくれるソフトとなっている為、これが付属しない場合は楽しい体験が減ってしまいます。
また、LightPad Block Studio Editionでソフトが付かない場合には、このタイプを買う意味が無く(元値が他の二つよりも高い為)、また他のタイプより値段が高い可能性がありますので十分に注意してみてください。
これも商品説明欄に説明がない場合には絶対に質問してみる事をおすすめいたします。
総評
今回はあくまでこのLightPad BlockというMIDIコントローラー中心でご紹介させていただきました。
ただ叩くだけでなく、様々な演奏方法があるのでそれだけ音の表情も無限に変えられる可能性を持ったMIDIコントローラーだと思います。
今後、付属する主要なソフトに関してはまた別途ご紹介できればと思いますので、これからもこのbeesicこと私be-beeをよろしくお願いいたします。