MASCHINE+をご紹介!MASCHINE MK3から変わったのは?

DTMで本格的なパッドコントローラーとして大人気のMASCHINE。

その人気な理由としてディスプレイに情報が表示され、パソコンの画面を見ずともMASCHINEだけを見て音楽制作をする事が出来る、まさにMPCとして使用する事が可能なパッドコントローラーです。

そして今年の10/1についにMPCとして使用出来るMASCHINEが発売されます。

それが「MASCHINE+」です。

MASCHINE+とは?

MASCHINE+とは本体にCPUとメモリを搭載したMPC兼パッドコントローラーです。

本体に音源やエフェクター、そしてMASCHINEソフトを内蔵していてMASCHINE+だけで音楽制作する事が出来ます。

また、今までのMASCHINEのように、パソコンに接続してパソコン内の音源やエフェクターを使用して音楽制作を進める事も出来ます。

個人的にも今後のMPC界を大きく変える可能性がある機材だと思ってとてもワクワクしています。

MASCHINE MK3から何が変わったのか?

・スタンドアローン(MASCHINE+単体で使用出来るモードの事です。)で使用可能。

・本体メモリー内蔵(MASCHINE+内蔵音源の為に使用されます。)

・SDカード64GB付属(最大で1TBのSDカードを内蔵可能です。)

・背面にUSB Type A端子を二つ搭載。(USBメモリーを接続する事が出来ます。)

・本体はMASCHINE MK2の時のようなメタリックな仕様です。

・本体に電源アダプターを接続後、回す事によりロックする事が可能です。

Wi-Fiを搭載した事により、製品のインストールやアップデート、またAbleton Link(Wi-Fiを使用して対応しているアプリやソフトを同期させるシステムです。)を使用する事が出来ます。

MASCHINE MK3と大きく異なる点はMASCHINE単体で使用する事が可能という事です。

これによりパソコンを使用せずともMASCHINE単体でトラックを作成する事が出来ます。

もちろん、今までと同じようにパソコンと接続してパッドコントローラー及びMASCHINE専用コントローラーとして使用する事も出来ます。

また、ボディーのデザインもMK3はマットな質感だったのに対し、MK2の時のようなメタリックな仕様になっています。

MK3のマットな感じも好きだったのですが、メタリックな方が指紋などあまり気にせずに使用できるかなと思っています!

収録音源

MASCHINE+にはすぐにトラックメイキングを始められる強力な音源が内蔵しています。

内蔵音源につきましては以下の通りです。

収録音源

Massive・・・温かい音やハッキリした音が特徴のシンセサイザーです。

FM8・・・FM音源のモデリングシンセサイザーです。

PRISM・・・金物やキラキラした音が特徴のシンセサイザーです。

MONARK・・・アナログモノシンセのモデリングシンセサイザーです。

REAKTOR・・・様々な特徴あるシンセサイザーを起動する為のソフトです。(画像はREAKTO内で起動できるLAZERBASSというシンセサイザーです。)

RETRO MASCHINES MK2・・・アナログシンセサイザーをサンプリングした音源です。

収録エフェクター

RAUM・・・様々な響きを演出できるエフェクターです。

PHASIS・・・フェイザーサウンドを演出出来るエフェクターです。

収録拡張音源

DEEP MATER・・・残響音の多いパッドやパーカッションを収録しているテクノ音源です。

LILAC GLARE・・・R&Bで使用できそうな音が収録されています。

SOLAR BREEZE・・・アコースティックな音とエレクトロニカで使用出来そうな音が収録されています。

TRUE SCHOOL・・・キラキラしたシンセやパッド音からヒップホップで使用出来そうなドラム音源が収録されています。

VELVET LOUNGE・・・R&Bやエレクトロニカ、またはTrapで使用出来そうな現代のポップスに使用出来そうな音源が収録されています。

割引券

E-VOUNCHER・・・ MASCHINE+に追加可能なExoansionsを2つ選択する事が出来ます。

MASCHINE内で起動出来る音源集

KICK・・・9個のエンジンから様々なキック音を作成出来るドラムシンセサイザーです。

SNARE・・・11個のエンジンからスネアやクラップ音を作成出来るドラムシンセサイザーです。

HIHAT・・・アナログライクからデジタルのハイハットまで作成出来るドラムシンセサイザーです。

TOMS・・・3つのエンジンから基本なタムから風変わりな音まで作成出来るドラムシンセサイザーです。

PERCUSSION・・・3つのエンジンからシェイカーやティンパニー等の音まで作成出来るドラムシンセサイザーです。

CYMBAL・・・アナログシンセからアコースティックなシンバル音まで作成可能なドラムシンセサイザーです。

BASS SYNTH・・・3つの波形とフィルターやモジュレーションで素早く音作りが可能なベースシンセサイザーです。

MASCHINE内で起動出来るマルチエフェクター

FILTER・・・アナログモデリングのフィルターとサチュレーションとレゾナンスのマルチエフェクターです。

FLANGER・・・フランジャーとフェイザーによるマルチエフェクターです。

BURST ECHO・・・暖かみのあるエコーによるマルチエフェクターです。

RESO ECHO・・・フィードバックとサチュレーションとエコーによるマルチエフェクターです。

RING・・・プレートリバーヴとリングモジュレーターによるマルチエフェクターです。

STUTTER・・・様々なタイミングで切り刻んでくれるスタッターによるマルチエフェクターです。

TREMOLO・・・トレモロとビブラートによるマルチエフェクターです。

SCRATCHER・・・ピッチシフトディレイとターンテーブルのスクラッチによるマルチエフェクターです。

この他に多くのオーディオエフェクターも内蔵していますので、MACHINE+でミックスも出来てしまいます。

これだけの音源が本体に内蔵されるとなると個人的にとてもワクワクしてしまいます!

実際に動作しているのが見たい!

公式を含め実際にMASCHINE+を使用している方の動作を掲載しておきます。

個人的に見れば見るほど欲しくなってしまいました笑

↓Native Instruments公式のワークスルー↓

スタンドアローンでどのように動作するのかが分かりやすく紹介されています。

↓Stefan Guyさんの打ち込み動画↓

スタンドアローンモードで実際に打ち込んでいく流れを見る事が出来ます。

↓Sanjay Cさんの動画↓

セットアップから打ち込みまでを日本語字幕付きで見る事が出来ます。(字幕をONにしてからご視聴下さい。)

気をつけるべき点

これだけ機能満載のMASCHINE+ですが、気をつけた方が良いと思った点が2個ありましたのでご紹介します。

まず一つ目が、MASCHINE+でWi-Fiを使用する場合、スマホで本体に表示されたQRコードを読み取って認証するという点です。

認証する際は必ずスマホなりガラケーをご用意下さい。

次にご紹介するのが、スタンドアローンモードではUSBバスパワーで動作しない点です。

今までのMASCHINEのようにUSB一本で使用されようと思っていた方はお気をつけ下さい。

スタンドアローンでのご使用もお考えの際は必ず電源アダプターのご使用をお願い致します。

ちなみにパソコンで使用する際のコントローラーモードでは今までのようにバスパワーで動作します。

MASCHINE MK3からの買い替えは考えられるか?

個人的な見解としましては、購入をお考えの際に単体で動くMPCが欲しいかどうかだと思います。

あと考えられるとすれば、MIDIキーボード等を使用してあくまで様々な音源が内蔵された音源モジュールとして購入をご検討される場合です。

同期でNative Instruments社のシーケンサーや音源やエフェクターを使用したいという場合、もしくは単体でのMPCも欲しいという方には買いだと思います。

もしパソコンでのみの使用をお考えの際には、特に買い替えは必要ないと思います。

値段も大きく変わってきますので、ご購入をご検討の際にはご使用される状況をよく考慮される事を推奨致します。

発売日とお値段は?

10月1日発売で、お値段は¥149,800(税込み)です。

機能が盛り沢山なので仕方ないのかもしれませんが、なかなかお高いです。。。

総評

個人的にはついに単体で動作するMASCHINEが発売されたという事で感慨深くもあり、単純に欲しいです!

個人的には他のKOMPLETEの音源も本体にインストールできるとより魅力的なのですが。。。!

とりあえず発売したら楽器屋さんにて触ってみたいと思います。

今回の記事が皆さんの少しでも参考になりましたら幸いです。

【Native Instruments】