オススメ予算別デジタルシンセサイザー2020!

今回はオススメのデジタルシンセサイザーを予算と目的別にご紹介させていただきます!

デジタルシンセサイザーとは?

デジタルシンセサイザー」とはシンセサイザーの音色だけではなく、ピアノやストリングスやドラムの音等も内蔵しているシンセサイザーの事です。

さらにボコーダーシーケンサーサンプリング機能パッドを搭載したタイプもあり、一つの鍵盤で多くの音や機能を使ってみたい方や、これからバンドを組んでみたいという方にオススメの機種です。

選ぶ際に気をつける事

デジタルシンセサイザーを選ぶ際に気を付けていただきたい事がいくつかありますのでご紹介させていただきます。

鍵盤数

多くのモデルが49,61,76,88鍵盤というタイプに分かれており、主に両手でピアノのように演奏を目的とする場合には61鍵盤以上あると良いとされています。

また反対に、フレーズの確認やMIDI鍵盤としてお考えの際、音源に重きを置かれている場合には鍵盤数は少ない方がオススメです。

また、多くのモデルが88鍵盤はピアノタッチの鍵盤となりますので、一気に重くなります。

移動をお考えの際には、49鍵盤か61鍵盤タイプですと、リュックのように背負えるキーボードケースがありますのでオススメです。

二つのタイプ

デジタルシンセサイザーには大きく分けて二つのタイプがあります。

まず一つ目はライブでの演奏をメインに考えられたパフォーマンス向きのデジタルシンセサイザーです。

このタイプですと、音色を切り替える際に音が途切れなかったり、一つのつまみで多くのパラメーターを動かしたりといった動きを重視した機能が搭載されています。

そして二つ目ワークステーション型のシンセサイザーです。

このタイプはシーケンサーを搭載しておりシンセサイザー一つだけで作曲や編曲、またミックスまで可能です。

最近だと同期系のバンドの際にこのワークステーション型のシンセサイザーを導入し、シーケンサーにあらかじめ効果音や演奏して欲しい音を用意しているといった使い方もされています。

機能面

例えば、お気に入りの音色をボタン一つで呼び出す事が出来たり、本体にサンプラーが搭載されていたり、ボコーダーを搭載しているといったモデルもあります。

また、多くのデジタルシンセサイザーは作曲方法の主流であるDTMと親和性のある機能を搭載している事があります。

例えばMIDIキーボードのようにパソコン内の音源を本体に搭載されているツマミやフェーダーやボタンなどで操作したり、再生やストップといった事もシンセサイザーを通して出来るタイプがあります。

これらの機能は主流のDAWソフトに対応しているといった事があるのですが、たまにDAWソフトがバージョンアップした場合にこの機能が使えなくなるといったデメリットもありますので、あくまでおまけ程度に考えていただいた方が良いかもしれません。

また、パソコンとUSB接続することにより、オーディオインターフェースとして使用出来るタイプもあります。

モデルにもよりますが、本体の後に搭載されている入出力を駆使してデジタルシンセサイザー経由でマイクをDAWに録音するといった事も可能になっています。

10万円以下

YAMAHA MXシリーズ

これからバンドを始める方や、軽いデジタルシンセをお買い求めの方にオススメです!

MOTIF由来の音色で高音質なサウンドを搭載しています。

USB Clss Compliantに対応しています。

  • 鍵盤数:49/61/88(88鍵盤のみピアノタッチの鍵盤です。)
  • USB端子:USB Type B 2.0/Type A 2.0
  • 入出力数:Aux in/2out
  • ペダル用端子:有(FOOT CONTROLLER,SUSTIN)
  • 付属DAW:CUBASE AI
  • 付属品:電源アダプター、保証書、取扱説明書

YAMAHAさんの昔のフラグシップ機であるMOTIFの音を1000音色以上搭載しており、またMOTIFのエフェクトも多数搭載されており、音質面で安心が出来ます。

また、この機種で個人的に好きな機能がUSB Class Compliantに対応しているという点です。

これはMX本体にiphoneの充電ケーブルを接続出来る部分が搭載されており、iPhone/iPadと接続する事でiOSの音楽アプリの音をMXから出力する事が可能となっています。

さらに対応したアプリにはなりますが、音楽アプリを鍵盤で演奏する事も可能となっており、音楽アプリの音をDAWソフトに録音する事も可能となっています。

また、iosアプリである「Cubasis LE」を起動した状態でこのMXを接続する事で機能が解除され、iosに直接録音するといった事も出来るようになっています。

そしてオーディオインターフェース機能も搭載しているのでUSBケーブル一本でDAWソフトとMIDIデータやオーディオデータもやり取りする事が可能となっています。

現在は色は黒のみとなっていますが、オススメな機種です。

Roland JUNO-DSシリーズ

これからバンドを始める方に定番のシリーズです!

音色やドラム音源や用意した音源をすぐに再生できるパッドを搭載しています。

マイクインプット搭載で、ボコーダーやオートピッチ等のエフェクターを使用できます!

  • 鍵盤数:61/76/88(88鍵のみピアノタッチの鍵盤です。)
  • USB端子:USB Type B 2.0
  • 入出力数:2in/2out
  • ペダル用端子:有(PEDAL HOLD端子、PEDAL CONTROL端子)
  • 付属DAW:無
  • 付属品:取扱説明書、ACアダプター、電源コード、保証書、ユーザー登録ガイド

バンドを始めるといったら定番のJUNOシリーズです!

なぜバンド向きなのかと店員時代に探った結果、ピアノの音がとてもバンドになじみやすい事に気がつきました。

なので単体での演奏の場合にはYAMAHAさんの方がオススメですが、バンドメインで考えるならRolandさんのこのJUNOシリーズが個人的にオススメです。

演奏中に使用する事が多いつまみやフェーダーは左側に配置されており、ドラムや好きな音を流したり音色を変える事が出来るパッドが右側にあるので状況に応じて操作しやすく設計されているのも特徴です。

もちろんオーディオインターフェース機能も搭載しているので、例えばJUNO-DSにマイクを接続してDAWソフトに録音するといった事も出来るようになっています。

さらに88鍵盤も電池だけで動作させる事も出来るので、もし野外ライブをお考えの際も安心してお使いいただけます!

ライブ用シンセサイザーとして定番のJUNO-DS。

カラーバリエーションも白があったりするので多くの方にオススメです。

KORG KROSS 2

10万円を切るワークステーションシンセサイザーです!

EDMに強いプリセット音が複数収録されています!

電池で駆動します!

  • 鍵盤数:61/88(88鍵のみピアノタッチとなります。)
  • USB端子:USB Type B 2.0
  • 入出力数:2in/2out
  • ペダル用端子:有(DAMPER端子、SWITCH端子、PEDAL端子)
  • 付属DAW:無
  • 付属品:電源アダプター、クイックスタートガイド

この価格で作曲も出来て持ち運びも出来るデジタルシンセサイザーは他に無いと思います。

16トラックのMIDIシーケンサーを搭載しているので、最大で16音色の音を同時に再生する事が出来ます。

さらに音色に関してもEDMを意識したプリセットが多く収録されており、気軽に最近の音色を使用して演奏もしくは作曲出来るようになっています。

さらにサンプラー機能も搭載しており、パッドも搭載しているのでリアルタイムでドラムを打ち込んだりする事も出来ます。

また、オーディオインターフェース機能も搭載しているので、作曲はKROSS2で行い、編曲やアレンジはDAWで行うというような事も出来てしまいます!

特に作曲を行う際、DAWを起動するのすら面倒くさいといった場合も時にはあると思うので(自分だけですか。。。?)、そういう時にも重宝します。

また、全てのモデルとも電池駆動に対応しており、さらに88鍵盤には予備電池をストックしておける場所もあります。

もし、シンセサイザー一台で作曲してみたいなーという方やワークステーション型シンセサイザーを初めて購入する方にぜひオススメの機種です!

今回は10万円以下のデジタルシンセサイザーをご紹介してきました。

やはりシンセサイザーを紹介するとなるとYAMAHAさんとRolandさんとKORGさんになりますね!

次回は10万円以上の本格的なシンセサイザーをご紹介していきます!