曲の合間にアクセントになる「速度ダウン」DTMテクニック

皆さんは曲の中で聴いている方をハッとさせるようなアレンジをする場合、どういう風にアレンジをしますか?

今回は曲の合間やワブルシンセなどに使うとアクセントになる、「速度ダウン」の方法をご紹介していきます。

速度ダウンって?

速度ダウンとはターンテーブルを停止させた時の様に徐々に再生している音源を停止させるテクニック(またはエフェクト)です。

最近ではEDMなどでシンセや声に小節の終わりに速度ダウンをさせる事で聴いてくれている方を飽きさせないテクニックとして使われる事があります。

速度ダウンの方法

今回もLogic ProXでの方法をご紹介させていただきます。

まず、速度ダウンさせたいオーディオを用意します。

次にキーボードの「T」ボタンを押し、出てきたメニューから「フェードツール」を選択します。

選択が出来るとオーディオ上でのアイコンが変わります。

その状態でオーディオの始まりか終わりの方をドラッグしながら左右に動かす事で白い線が表れます。

もしオーディオの途中で「速度ダウン」をしたい場合には一度オーディオを「T」ボタンを押した後に現れるメニューから「カットツール」を選択し、速度ダウンしたい部分をカットしてからご使用下さい。

次にトラックの左上の「フェードアウト」をクリックして「速度ダウン」を選択します。

すると先ほど設定したオーディオ上の白い線がオレンジ色に変化します。

この状態のオーディオを聴くとこんな感じになります。

元の音源
速度ダウンした音源

このように簡単に音源の速度を遅くする事が出来ます!

以上が速度ダウンの方法になります。

実践的な使い方

速度ダウンの有効的な使い方をいくつかご紹介させていただきます。

  • 声を速度ダウンさせる
  • 音源の途中で声を速度ダウンさせてみています。
  • 曲の最後を徐々に終わらせる
  • 曲中にテンポを徐々に遅くしたい時

などが考えられます。

今回は先ほどのボーカルをカットアップして途中で速度ダウンをさせてみました。

アレンジの際にも使用出来るので覚えておくと便利なテクニックです!

今回は速度ダウンについてご紹介していきました。

使用すると聴いている方をハッとさせる事が出来るのでぜひ使ってみて下さいね!