こんにちは。
この前、友人に言われてハッと思ったのですが、DTM用にパソコンを選ぶって初心者の方ですととても難しいと思いました。
自分もDTMを始めてみよう!と思った日にソフトだけを買って、起動をしてみましたがすぐに落ちたりして頭をとても悩ませた日々を思い出します。。。
という訳ですので、元楽器店員でWindowsでもMacでもDTMをした事のある経験を基にご紹介させていただければと思います。
Contents
デスクトップパソコンとノートパソコンの違い
デスクトップパソコンとは?
デスクトップパソコンとは、簡単に言ってしまえば持ち歩かずに定位置で使用するパソコンです。
画面一体型や、パソコンとディスプレイを別々でお買い求めいただくタイプなどがあります。
また、パソコンとディスプレイ別々のタイプの場合には、後で何かパソコンの容量を増やしたいなとか他の部品を交換したいなとなった場合に比較的柔軟に出来る事があります。(機種による)
また、ノートパソコンよりも基本性能が良い事が大半なので、ノートパソコンと同じ価格帯で考えた時にデスクトップの方が出来ることの幅が広い傾向です。
デメリットとしては、しっかりした性能のデスクトップパソコンを選ぶとなかなか大きいので、ある程度の置くスペースが求められます。
自宅でのみパソコンを使う場合や、音楽制作以外にもパソコンでゲームをしたい、または4Kなど高画質の動画編集をしたいなどの場合にはこちらがオススメです。
ノートパソコン(ラップトップ)
その名の通り、ノートのように気軽に持ち歩いたり場所を選ばずに使うことが出来るのがノートパソコンです。
このパソコンの特徴は本体にキーボード、マウス機能、液晶ディスプレイなどが搭載されているので、購入してからすぐに使い始めることが出来ます。
最近だと画面だけ取り外して使えたりするタイプもありますね。
持ち歩きの手軽さはありますが、基本的にはデスクトップパソコンよりも性能が抑えらています。(Macの場合例外ですが。。。)
しかし、どこでも作業が出来る魅力がありますし、スタジオに持っていって慣れたシステムで歌を録音したり、または友達に曲をすぐに見せたりすることもできるので、場所を選ばずに音楽制作を楽しみたい方にオススメです。
Windowsのパソコンを選ぶときに注意したいポイント
今回は初心者の方でも失敗しないように簡単に3つのポイントに絞ってご紹介します。
それが以下の通りです。
と、その前に。。。
まず、音楽制作をする上で個人的にオススメなCPUはインテル一択です!
多くのDTM用のソフトや音源の動作環境はインテル基準で記載されていることもあり、単純にわかりやすいです。
・CPU第○世代を気にしよう!現在、12世代まで出ています。
また、DTMをする場合にはCore i5-i7から選びましょう。
・メモリは16GB以上を選びましょう。
8GBだと作曲に慣れてきた時に動作が重くなったりしてしまいますので、余裕があった方がいいです。
・容量は512GB以上はあると安心です。
ここは多いにこしたことはありません。
また、ハードディスクより動きの早いSSDというタイプが存在します。
SSDにした場合、パソコンの起動や読み込みがとても早くなります。
作曲をしていく中でも音源の読み込みや細かいところでの動作が早くなるので、待ち時間なく音楽制作をする事が出来るようになります。
以上の3つです。
これにさらにゲームをしたい方や動画編集をしたいといった方はパソコンのグラフィックス、またはGPUと書かれた欄にGeForceと記載のあるのを選ぶようにして下さい。
例えば大人気ゲームのAPEXをストレスなく遊びたい場合には「推奨動作環境」と書かれた欄を参考にして選んでみて下さい。
ではオススメのパソコンをご紹介していきます!
デスクトップ版
HP All in One 24 dp1070jp
CPUはノートパソコンに使用される第11世代のものが搭載されていますが、性能が低い訳ではなく、設定次第でゲームも遊べたり動画編集をしたりする事もできます。
何よりタッチ可能な液晶一体型、ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボード付きでメモリ16GBでNVMeタイプのSSD256GBとHDD2TBを搭載しています。
これにMicrosoft Office Home & Business 2019まで付属しているのでいう事はありません。
家電量販店さんのランキングで1位だったりするのも納得のいくパソコンですね。
音楽制作のデスクトップパソコンでどれか迷っている方は、これを購入してしまうのが良いかもしれません。
ちなみにこれのMicrosoft Officeが付属していないdp1070というタイプも販売されており、もしエクセルやワード、パワーポイントなどは使わないという方はこちらの方が2万円ほど安くなっていますので、オススメです。
ドスパラ Monarch XH
次にオススメするのがドスパラのMonarch XHです。
最新の第12世代のCore i7を搭載し、メモリは16GB、そしてグラフックスもGTX1650を搭載し、NVMeの500GBのSSDを搭載しているので、音楽制作はもちろん、ゲームや動画編集も出来るようになっています。
しかしAPEXなどのゲームは最高画質などで遊ぶのは厳しいので、あくまで軽く遊べる程度に考えていただけますと幸いです。
また、MicrosoftOfficeは付属しません。
もし動画編集やゲームもパソコンでしないよという方は、GTX1650を取り除いたMonarch GEという製品がありますのでこちらをオススメいたします。
約2万円ほど安くなります。
ノートパソコン版
hp Pavilion x360
次はアウトレット品なのですが、HPのPavilion x360です。
10万円を切る値段ながらDTMをする上では安定した性能です。
14インチの液晶に第11世代のCore i5を搭載し、SSD512GB、メモリ16GBとなっているので、音楽制作用に購入するノートパソコンとしてはコスパも良く感じます。
あと、ディスプレイがタッチに対応しており、液晶側を表に折りたたんでタブレットの用に使用することも出来ます。
メーカー生産完了品のようですが、保証は1年付くので安心ですね。
MSI GF63 Thin 11U
次にご紹介するのはMSIのGF63 Thin 11Uです。
15.6インチのノングレア液晶(テカテカしていない液晶です。)を搭載し、第11世代のCore i7を搭載し、メモリは16GBを搭載、さらにSSD512GBを搭載し、グラフィックスはRTX3050を搭載しています。
いわゆるゲーミングパソコンと呼ばれるパソコンで、DTMをメインで考えるとどんなに重い音源を読み込もうが安心できる性能をしています。
APEXもフルHD画質でなら問題なく動作するスペックかと思います。
動画編集に関しても安心してお使いいただけるパソコンですね。
さらに面白いのは、ノートパソコンでありながら、後で自分でメモリを増強する部分が2つ空いていたり、HDDを搭載出来る部分が空いていたりするので、何か不満が出てきたら自分でカスタマイズ出来る強みがあります。
そしてゲーミングパソコンというと分厚い事が多いのですが、これは薄さが21.7mmなのでスタイリッシュですね。
デメリットとしてはもしカフェで使う場合は15.6インチなので結構スペースが必要になるかと思います。
Microsoft Officeはついていませんが、音楽制作は満足に出来ますし、他の事も満遍なくこなせる優秀なノートパソコンだと思います。
動画
動画でもご紹介させていただいています。
まとめ
今回、様々なパソコンをご紹介させていただきましたが、もし自分が買うならデスクトップ版ならHPのdp1070jp、ノートパソコンならMSIのGF63 Thin 11Uだと思います。
dp1070jpに関しては、ディスプレイやキーボードやマウスなどが全て付属していて性能も満足で、使い始めるまでの敷居がとても低くなっているのが魅力的に感じました。
またMSIのGF63 Thin 11Uに関してはそのまま使用する際にも満足して使用する事ができ、さらに後で自分でカスタマイズが出来るという所に魅力を感じました。
いかがでしたでしょうか?
DTM用のパソコンといっても色々な製品があるのですが、今回はよく使われる重いヴァイオリンやピアノ音源も十分に動作するであろうパソコンを選んでみました。
では次回またよろしくお願いします!
※特にヴァイオリンやピアノ、管楽器などの本格的な音源を導入する場合には多大な容量が必要となりますので、その場合には2TB以上を推奨します。