DTMで音楽を制作する上でオススメされる有名なソフトはいくつかありますが、今回ご紹介するNEXUS3もまさによくオススメされる1つです。
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NEXUS3って?
この「NEXUS3」は他のソフトシンセサイザーとは少し違う部分があります。
それは、NEXUS3はあくまでサンプルベース音源という事です。
つまり、完成した音を読み込んでいるという事になります。
1から音作りをする事は出来ませんが、即戦力な音が欲しい時に頼りになるソフトです。
初めから完成されている音にアルペジエーターとシーケンサー、そしてエフェクトですぐに音を形にする事が出来ます。
頭の中に浮かんだ楽曲をすぐに形にしたい時、または締め切りが迫っている時などの音楽制作の時には強い見方になります。
特徴
パラメーターの配置
NEXUS3の最大の特徴は、簡単に音質調整出来るパラメーターが画面両端に配置されているという事です。
真ん中ではプリセットを試していき、両端のパラメーターで好きな響きや音の暗さや明るさを調整し、あとはすぐに打ち込むという工程がスピーディーに作業する事が出来ます。
アルペジエーター
また、最大で256ステップまで調整出来るアルペジエーターを搭載し、このアルペジエーターにもプリセットが豊富に内蔵されています。
エフェクター
NEXUS3に搭載されたエフェクターは非常にシンプルですが、音質調整をしやすい物だけで構成されています。
イコライザー、フィルター、リバーヴ、ディレイ、インパルス、リミッターとなっています。
シーケンサー
またシーケンサーも搭載しており、ここではフレーズの作成をする事も出来ますが、ここでもプリセットが収録されているのでそれをどんどん試されても良いかと思います。
NKS対応
NEXUS3からよりスピーディーに音選びをする上でもっと便利にしてくれるのが、この「NKS」対応です。
このNKSというのはNative Instruments社が無料で配布している「Komplete Kontrol」という音源を管理出来るソフトなのですが、このソフトの1つの特徴として、プリセットのプレビュー音を聴きながらプリセットを選択出来るという点があります。
さらにスケール機能などもあり、楽曲のキーを意識せずに自分の好きになったフレーズをどんどんと打ち込む事が出来るので、もしNEXUS3を導入される方には合わせて「Komplete Kontrol」を導入される事をオススメします。
Komplete Kontrolについては以前にご紹介させていただいた事がありますので、もしご興味がありましたらぜひご閲覧下さい。
豊富な拡張音源
またNEXUS3には多くの拡張音源が用意されています。
有料とはなりますが、1つ1つの音源の質が高く、即戦力な音ばかりが収録されていますので、作りたいジャンルがありましたらその拡張音源を導入していく事で、より多くの楽曲を素早く制作する事が出来るようになります。
動画
デメリット
やはりサンプルベースという事があり、パソコンに必要な容量が14GB以上と多くの容量が必要となります。
総評
とにかく即戦力な音が欲しい人にオススメ出来るソフトです。
初心者から上級者まで全ての方にオススメ出来ます。
また、いち早く最新のM1を搭載したmac OS Big Surにも対応したソフトという事もあり、最新機種への対応の早さも安心して使用出来るポイントです。
一番スタンダードなタイプでおおよそ5千円ほど安いので、もし気になられていた方はぜひこの機会にいかがでしょうか?