サイトアイコン beesic

SERUMでFutureBass用リードの作り方のコツ

FutureBassのドロップ(サビ)の部分ってかっこいいですよね!

その中で重要な音の一つにシンセサイザーの音があります。

今回はSERUMでのFutureBass用のグワングワンするリード音色(ワヴルリード)を作り方のコツをご紹介します!

SERUMとは?

SERUMとはXferというメーカーが発売しているDTM用のシンセサイザープラグインソフトです。

一見難しそうに感じるのですが、触ってみると案外分かりやすいソフトになっています。

以前に流行ったMassiveというシンセサイザープラグインソフトがあったのですが、それと同じように様々なパラメーターにLFOを掛けたり波形を選んだりする事が出来るソフトになっています。

なのでMassiveを使用していた方ですと、すんなりお使いいただけるソフトだと思います。

またこのソフトが流行った背景にはEDM系のアーティストがこぞって使用していたり、各雑誌でも取り上げられた事が要因となっています。

今ではシンセサイザープラグインソフトといえばこのソフトと言われるぐらいの地位を確立しています。

FutureBass用リードの作り方のコツ

今回ご紹介していくワヴルリードはとても簡単に作る事が出来ます!

大事なコツとしては以下の通りです。

・波形を選択する

・波形のユニゾンを多めにする。(8ぐらいがオススメです)

・LFOを1/8にして波形のLEVELにかける。

この三つだけで出来ちゃいます。

では、例として作ってみましたのでご紹介させていただきます。

ドラムトラックを作成する。

まず始めにワヴルリードを乗せるドラムトラックを作成する事をオススメします。

自分の場合にはまずドロップ(サビの部分です)時にどのようなドラムトラックにするかを考えます。なので重ねる音は結構多めになっています。

実際に作成したドラムトラックが以下の通りです。

今回はダブステップ寄りな賑やかな感じのトラックにしてみました。

構成としては以下の通りです。

・キック(アタック感強め)

・キック(低音が強め)

・クローズハイハット

・オープンハイハット

・オープンハイハット(逆再生)

・オープンハイハット(逆再生+フィルアウト用)

・クラップ音(うるさめの音)

・クラップスネア(指鳴らし音+スネアの音)

・パーカッション

・パーカッション(鍵を鳴らす音を逆再生)

という構成になっています。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/1-drum.mp3

皆さんもご自分のお好きなドラムトラックを作成してみて下さいね!

リード音を打ち込む

次に、グワングワンさせたいリード音を打ち込んでみます。

あまり最初から考えすぎずに自分が聴いていて気持ちの良いフレーズを録音しましょう!

自分は以下のようになりました。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/2-lead.mp3

ユニゾンにする

打ち込みは出来ましたが音に太さが足りないのでユニゾンにします。

ここのパラメーターをいじることにより、どんどん音が太くなっていきます。

ただし、あまりやりすぎるとフレーズが分かりにくくなってしまったり、楽曲から浮いてしまったりするのでほどほどにするのがオススメです。

今回自分は8にしてみました。

その結果が以下の通りです。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/3-unison.mp3

LFOをかける

さて、フレーズと音の太さが決まったら今度は音色をグワングワンさせます!

まず、「LFO1」と書いてあるところをドラッグして、次に「OSC A」の「LEVEL」にドロップしましょう。すると以下のように「LEVEL」の所に青い線が現れます。

次に「LEVEL」の左上に現れたちっちゃい青い部分をクリックしながら上下に動かしてみましょう。そうすると「LEVEL」の青い線が動くはずです。この青い線の量によってどのぐらいグワングワンするのかが決まりますので、お好みで設定してみて下さい。

今回、自分は以下のように設定しました。

その結果が以下の通りです。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/4-LFO.mp3

LFOを調整する

次にLFOの調整をします。まず、「LFO1」の項目の中にある「RATE」をいじってみましょう。

ここをいじることによってグワングワンする速さが変わります。速さが決まったら「RISE」や「DELAY」、「SMOOTH」という項目も恐れずいじってみましょう。ここのパラメーターをいじることにより音色の余韻や音の立ち上がりを滑らかにする事が出来るようになります。また、「LFO1」の隣になる「ENV1」のパラメーターもいじることによりさらに細かく音色の発音の仕方を変える事が出来ます。今回は以下のようにいじりました。

その結果が以下の通りです。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/5-after-LFO.mp3

今回は音色の後ろに少しだけ揺れを足すようにしてみました。

もし、曲の途中でLFOの速さを変えたい方は「RATE」のオートメーションをいじる事によって自由に変更する事が出来ます。

エフェクトを足す

ほぼ音色が決まったら次はエフェクトを足します。

上の「FX」を選択すると左に様々なエフェクトが表示されます。

ここから気になるエフェクトを選択してみましょう。

選択後、右に選択したエフェクトの細かいパラメーターが表示されます。

今回は「HYPER」というエフェクトだけをかけました。

あまり空間系「REVERB」等のエフェクトをかけ過ぎないようにしましょう。もしかけたい場合はイコライザー」や「コンプレッサー」の後で別途かけるとミックスした際に綺麗に余韻が伸びてくれます。

今回は以下のようになりました。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/6-after-effect.mp3

アレンジ

ここで少しフレーズがちょっと違うと思ったので変更しました笑

さらに波形も変えてみました。

変更した結果、以下のパラメーターになりました。

そして変更したフレーズが以下の通りです。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/serum.mp3

そしてアレンジとして最初の部分のドラムトラックをミュートにして、途中でもドラムを抜いてメリハリをつけてみました。

そして最後に何か寂しいと思ったのでリバーヴとディレイで伸ばしたボーカルを乗せて、アルペジオを乗せて最後にベースを足してみました。

その結果が以下の通りです。

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2020/06/serum_.mp3

今回はFutureBassなどでよく使われるワヴルリードの作成方法と自分の一連の流れをご紹介してみました。少しでも皆さんにとってご参考になれば幸いです!

モバイルバージョンを終了