オススメ予算別ダイナミックマイク2020!

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今回は録音の際に必須となるマイクをご紹介していきます!

※今回はあくまでボーカルの録音をメインにオススメしていきます!

楽器用のマイク特集は日を改めてご紹介させていただければと思いますのでよろしくお願いします。

今回はダイナミックマイクのみに焦点を合わせてご紹介させていただきます。

マイクの種類

マイクの種類なのですが、大きく分けて二つの種類があります。それが下記の二つです。

  • ・ダイナミックマイク
  • ・コンデンサーマイク

ダイナミックマイクとは?

恐らく、マイク言われたら多くの方がこちらのタイプを思い浮かべるかと思います。

よくスタジオやライブハウスで用意してあるタイプのマイクです。

このマイクの多くは手で握っても集音する際にノイズが乗りにくい構造となっている為、ボーカルの方がよくライブで使用します。

コンデンサーマイクとは?

これとは対照的に録音の際や楽器の細かい音まで拾う際に使用されるのがこのタイプのマイクです。

このコンデンサーマイクの特徴としては本当に細かい音まで拾うことにあります。

服のちょっと擦れる音や、息遣いやエアコンの音なども拾ってしまう為、録音の際には周りは静かな場所でなければ使用することは難しいです。

しかし、その繊細さゆえに録音した音は非常に豊かで唯一無二の音になります。

このタイプのマイクはオーディオインターフェースに接続する際に注意する事が2点あります。

それはXLRケーブルというケーブルを使用する事と、接続した際にファンタム電源(機種によっては48vと記載されている事があります。)という機能をONにしないとマイクが使えませんのでご注意下さい。

ご購入の際にはぜひ楽器店員さんにご確認のされることをオススメ致します。

1万円代

SHURE SM58

・定番のマイク

長い間多くの方に愛されてきたマイクです。

・ライブ向き

頑丈で壊れにくく激しい動きにも対応します。

・マイクポーチ付き

持ち歩きの際に持ち歩きやすいポーチが付属します。

  • 重量:298g
  • 付属品:マイクホルダー、3/8-5/8インチ変換ネジ、マイクポーチ

数十年単位でずっと愛され続けているマイクがこのSM58通称、ゴッパーです。

あらゆるライブハウスやスタジオ、そしてエンジニアさんが必ずといっていいほど所持しているダイナミックマイクです。

音の特徴としては中低音が良く聞こえ、高音は少し籠っている音質です。

そしてスイッチでオンオフできるタイプと、無いタイプがあります。

ではなぜこのマイクが長年愛されているのかというと、持っていただければ分かるかと思います。

非常に頑丈なのです!

もちろん、限度はありますが多少ぶつけても落としてしまったとしても上の銀色の部分のマイクグリルという部分だけが凹むだけで中のパーツは大丈夫というようなケースが多い印象です。

そして多くの場所に置いてあるので、業界標準の音を自分で所持しておく事で勉強する事も出来ます。

もちろん、どこにでもあるのでわざわざ購入する必要は無いという方もいらっしゃいますので、最終的にはご購入されるお客様次第ではあります。

とにかく何を購入したら分からないといった場合はゴッパーをお買い求めいただければ間違いはありません!

SHURE 55SH Series II

・ライブ映えするデザイン

通称ガイコツマイクと呼ばれ、多くの方に愛されています。

・オン/オフスイッチ搭載

音を拾うタイミングを自分のタイミングで制御出来ます。

・マイクホルダー一体型

マイクスタンドに接続できるホルダーが本体下に付いています。

  • 重量:624g
  • 付属品:3/8-5/8インチ変換ネジ

通称、ドクロマイクで知られるこのマイク。主にアーティストの方たちがMVの撮影時によく使用するマイクです!

このマイクの特徴はなんといってもカッコいいです。

このマイクをマイクスタンドに立てたり、直接ケーブルを刺してマイク部分をガッツリ持って歌ってもとても映えますね。

実はこのマイクの中身、先にご紹介しましたゴッパーとほぼマイクの特性が同じなのです。

しかし、マイクの音の拾い方に少し違いがありマイク本体の後ろの部分を覆うように持ってあげるとよく拾うようになります。

しかし、少し音が籠ってしまいますのでお気をつけ下さい。。。

この使用上、録音用では使用せず、あくまでライブでの使用に限定してお買い求めいただいた方が良いかと思います!

2万円代

SENNHEISER E945

・超単一指向性

マイクを向けた方向だけの限られた音だけを拾います。

・高音質な音声

まるでコンデンサーマイクの様な音質で音を拾ってくれます。

・マイクホルダー付属

マイクスタンドに固定して使用する事が出来ます。

  • 重量:330g
  • 付属品:マイクケース、マイクホルダー

ライブでボーカリストが気をつけなくちゃいけない事にハウリングがあります。

ハウリングとは、主にスピーカーにマイクを近づけた際に低音や高音を連続で集音してしまい、結果的に不快な音を発してしまう現象の事です。

これは音をよく拾うマイクに起こりやすい現象なのですが、このE945はマイクを向けた部分だけの音を集中的に拾う仕組みにする事により、ハウリングが起きにくい構造となっています。

それでいて音も籠ったりはせずに綺麗に出るので、ライブ用に高音質なマイクが欲しい方にとてもオススメなマイクです!

ただし、その性質上、録音で使用する際は少しでもマイクを向けた部分から口をずらしてしまうと途端に音量のバランスが悪くなってしまいますので注意が必要です!

beyerdynamic TG-V70D

・コンデンサーマイク並の音質

まるでコンデンサーマイクを使用しているかの様な音を演出してくれます。

・堅牢性の高いボディー

ダイナミックに求められる頑丈さも兼ね備えています。

・マイクホルダー付き

マイクスタンドに装着してすぐに使用する事が出来ます。

  • 重量:345g
  • 付属品:マイククランプ、専用ケース

このメーカーの名前を聞いたときに、もしかしたらモニターヘッドホンで聞いた事がある方が多いかも知れません。

しかし、モニターヘッドホンの他にもマイクも発売しているんです!

音の方はというと。。。まるでコンデンサーマイクのようです。

コンデンサーマイクのように音の範囲が広く、録音の場でも使用する事が出来るポテンシャルのあるマイクです。

それでいて頑丈なマイクなので、アコースティックライブや弾き語りのような繊細に音を拾って欲しい場でも心強い味方になります。

録音でもライブでも使用できるマイクが欲しい方にオススメの一本です!

4万円代 

TELEFUNKEN M80 CHERRY

・自由なカスタマイズ仕様

ボディーの色からグリルまでお気に入りの色にカスタマイズ出来ます。

・高音質

コンデンサーマイク並の集音性と細かなニュアンスを表現してくれます。

・マイクホルダー付き

マイクスタンドに装着可能な専用のマイクホルダーが付属します。

  • 重量:430g
  • 付属品:マイクホルダー(ネジは5/8インチ)、バッグ

もしマイクの色と音にこだわりたい方がいらっしゃいましたら、このTELEFUNKENのM80はいかがでしょうか?

音の良さはもちろんの事、拾う範囲もコンデンサーマイク並です。

それでいて今回ご紹介しているかのような非常にユニークなデザインなのです。

今回ご紹介しているタイプは手で持つ所に桜の木を使用しており、非常に落ち着いた色合いに仕上がっております。

この他にも国内正規輸入代理店の宮地商会さんではマイクグリルとボディーの色を10種類以上のカラーからカスタマイズし、購入する事が出来るようになっています。

これにより、マイクからケーブルまで真っ白な物を使用するなどよりご自分の世界観やこだわりを表現する事を可能にしています。

これだけの音質で公式でカスタマイズ出来るマイクですと他に自分は出会った事がありませんので、ぜひオススメしたい製品です!

5万円代

SHURE KSM8/N

・ノイズレス

マイクを持った時にハンドノイズが乗りません。

・頑丈なボディー

前進的なデザインに頑丈なボディーを持ち合わせています。

・マイクホルダー付属

マイクスタンドに装着してすぐに使用する事が出来ます。

  • 重量:330g
  • 付属品:マイクポーチ、マイクホルダー

ゴッパーで有名なSHUREが発売した高級なダイナミックマイクです。

楽器店員時代、このマイクを店内で試した際に手で持った時にノイズがほぼ乗らなかった事に非常に驚きました。

今までご紹介してきたマイクももちろん持った時のノイズは少ないのですが、このマイクに関してはほぼ乗りません。(マイクの音量を上げた時に少しわかる程度でした。)

それでいて音の良さも素晴らしく、苦手な帯域は無く、音の拾いやすさはコンデンサーマイク並です。

このポテンシャルの高さから、様々なアーティストの方やお客様にお買い求めいただいていました。ぜひ店頭に足を運んでいただき、お試しいただきたい一本です!

もっと細かくご紹介しようとすると機種が多くなってしまい、この記事を読まれた方が迷われてしまうかと思い、今回の機種でのオススメをさせていただきました。

他の機種に関しましては、別の機会に違う特集を組む際に改めてご紹介させていただければと思いますので、よろしくお願い致します!