※本記事はアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトなど)を含みます。価格は2026年10月時点の目安で、時期やショップによって変わります。
こんにちは、beesicです。
今回は、元楽器店員の自分が選ぶ、おすすめのオーディオインターフェイスを5台ご紹介します。1万円台の入門機から13万円クラスまで、安い順に並べました。最初の1台を探している方にも、そろそろ買い替えたいという方にも、選ぶときの目安になればと思います。
この記事でわかること
- 予算ごとにおすすめのオーディオインターフェイス5台
- オーディオインターフェイスの選び方(オートゲイン・マイクの端子の数・配信向けの機能)
- 元楽器店員として、それぞれの良いところと、正直な弱点
動画でも紹介しています。
おすすめオーディオインターフェイス5選の一覧
先に5台をまとめておきます。気になる機種から読んでいただいて大丈夫です。
| 製品 | 価格帯(目安) | マイクの入力 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| YAMAHA UR12MK3(旧 Steinberg IXO12) | 1万円台前半 | 1(ギター用の入力が別に1) | 歌ってみた・弾き語りを一人で録る方、配信もしたい方 |
| Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen | 2万円台後半 | 2 | 最初の1台で失敗したくない方 |
| MOTU M2 | 3万円台半ば | 2 | 聴く音の質にこだわりたい方 |
| Universal Audio Volt 2 Gen 2 | 4万円前後 | 2 | 声のキャラクターを録る段階から作りたい方 |
| RME Babyface Pro FS | 13万円前後 | 2 | 音の位置まで聴き分けたい方、1台を長く使いたい方 |
迷ったら、とにかくコスパならUR12MK3、マイク2本で録りたい・録音の失敗を減らしたいならScarlett 2i2、といった感じです。理由は最後の「まとめ」でお話しします。
オーディオインターフェイスの選び方
5台に入る前に、選ぶときに見ておきたいところを3つだけ。
オートゲインが付いているか
ここ1、2年の入門機で一番大きな変化は、オートゲインという機能が当たり前になってきたことです。ボタンを押して、本番の声の大きさで10秒ほど歌うだけで、録音のちょうどいい音量を自動で合わせてくれる機能ですね。
初心者の方が最初につまずきやすいのが、「録った音が小さい」「音が割れてしまう」という録音レベルの設定なので、ここを機械に任せられるようになったのは本当に大きいなと感じています。今回の5台の中では、Scarlett 2i2とVolt 2 Gen 2の2台が対応しています。
マイクを何本つなぎたいか
マイクをつなげる端子が1つの機種だと、マイクとギターを1本ずつ同時に録ることはできても、マイク2本での録音はできません。弾き語りをマイク2本で録りたい方や、二人で録る予定がある方は、マイクの端子が2つある機種を選んでおくと安心です。
配信もするか
パソコンの音を配信に流せる「ループバック」という機能があると、DTMだけでなく配信にもそのまま使えます。今回の5台はどれもループバックに対応していますが、ボタン1つで切り替えられるかどうかなど、使い勝手には差があります。
1. YAMAHA UR12MK3|1万円の衝撃
▶ 動画では 0:43から この製品を紹介しています。
1万円台でまず名前を挙げたいのが、YAMAHAのUR12MK3です。
もともとはCubaseも出しているSteinbergの、IXO12という名前の機種でして、2025年の10月からロゴがYAMAHAになって今の名前になりました。中身はそのままなので、IXO12を見かけたら同じものだと思って大丈夫です。
実際に使って感じたこと:前のURシリーズより明らかに音が良い
この機種は、実際にIXO12を購入して、定番だった前のURシリーズと聴き比べてみたんですけども、明らかに音が良くなっていました。
特にヘッドホンで聴く音が、20万円以上のオーディオインターフェイスと比べても、聴きたいポイントをちゃんと押さえた音になっていて、1万円台でこの音は驚異的だなと感じました。
良いところ:配信で使うことまで考えられている
パソコンの音を配信に流せるループバックの切り替えがボタン1つでできたり、マイクのミュートボタンがあったりと、配信で使うことまで考えられています。
弱点:マイクの端子は1つだけ
ただ、マイクをつなげる端子は1つだけです。マイクとギターを1本ずつ同時に録ることはできるんですけども、マイク2本で録りたい方には足りません。
歌ってみたや弾き語りを一人で録る方、配信もしたい方にはぴったりかと思います。色はブラックとホワイトの2色です。1万円台の中なら、個人的には一番オススメの1台です。
IXO12時代のレビュー記事もあります:【DTM】新たな”基準”。Steinberg IXO12
メーカー公式の紹介動画です(Yamaha・UR-MK3 シリーズの紹介)。
2. Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen|ザ・定番
▶ 動画では 1:53から この製品を紹介しています。
楽器屋さんやSNSで「オススメのオーディオインターフェイスは?」と聞くと、高確率で名前が挙がるのが、イギリスのFocusriteのScarlettシリーズ。その2i2の第4世代です。あの赤いボディですね。自分も以前、レビューさせていただきました。
良いところ:オートゲインとクリップセーフで録音の失敗が減る
さきほどお話ししたオートゲインが付いているのが、まずこの機種です。ボタンを押して10秒ほど歌うだけで音量を合わせてくれて、さらに音が割れそうになったら自動で下げてくれるクリップセーフも付いています。
ヘッドホンやスピーカーに送り出す部分には、Focusriteのプロ向けの上位機種と同じ部品が使われていまして、この価格帯ではかなり聴きやすい音です。
良いところ:マイク2本の同時録音ができる
マイクの端子が2つあるので、弾き語りの同時録音も、マイク2本での録音もできます。UR12MK3で足りなかったところが、ちょうど埋まる形ですね。
弱点:ボタンが多く、前の世代より少し値上がり
ただ、ボタンが増えた分、最初だけ少し戸惑うかもしれません。それと、前の世代よりお値段が少し上がっています。
「最初の1台で失敗したくない」という方や、ジャンルを問わず何でも録りたい方に向いています。「どれを買えばいいか分からない」と聞かれたら、自分はまずこれを答えます。
▶ くわしいレビュー動画:音割れしないオーディオインターフェイス? Scarlett 2i2 4th Genレビュー
メーカー公式の紹介動画です(Focusrite・Scarlett 4th Gen シリーズの紹介)。
3. MOTU M2|まだいける・・・?
▶ 動画では 2:56から この製品を紹介しています。
発売当初、DTM界隈だけでなく、オーディオ好きの方の間でも話題になったのが、アメリカのMOTUのM2です。
20万円以上する機種に使われていた、音の心臓部にあたるDACチップという部品がこの価格帯に載ったことで注文が殺到して、長い間なかなか買えないほどでした。今は普通に買えるようになっています。
良いところ:中高音が気持ちいい音
音は中高音が印象的で、ロックやアコースティック、サンプリング主体のヒップホップなんかが、個人的に合うなという印象です。
良いところ:メーターの画面が見やすい
本体のメーターの画面が見やすいのも良いところで、録っている音の大きさがパソコンを見なくても一目で分かります。
弱点:値上がりで、コスパの良さは少し薄まった
ただ、正直な話をしますと、発売当初から値上げされていて、今は3万6千円前後。コスパの良さは少し薄まった感があります。オートゲインのようなお助け機能もありません。
なので、通常の価格だと少しおすすめしにくいんですけども、セールで安くなっているときなら全然アリだと思います。音は間違いなく良いので、聴く音の質にこだわりたい方にオススメです。
メーカー公式の紹介動画です(MOTU・M シリーズのつなぎ方とモニターの説明)。
4. Universal Audio Volt 2 Gen 2|今ならこっち
▶ 動画では 3:54から この製品を紹介しています。
M2とほぼ同じ予算で、今選ぶならこっちも見てほしいのが、Universal AudioのVolt 2 Gen 2です。
プロも使うプラグインで有名なUniversal Audioの入門シリーズ、Voltが、2026年の10月に約5年ぶりに新しくなりました。そのマイク2本のモデルです。
※Volt 2 Gen 2は、別の動画でレビューするためにUniversal Audio様から実機をお借りしています。本記事は案件ではありません。
良いところ:ボタン1つで3つの音色モード
推しポイントは、マイクの音を大きくするプリアンプに、温かい「Warmth」、引き締まった「Focus」、高い方がなめらかに伸びる「Shine」の3つのモードがあって、ボタン1つで切り替えられることです。
家で録った声って、どうしても薄く聞こえがちなんですけども、録る段階で方向を決められるのは、かなり気が楽だと思います。
良いところ:オートゲインとカラー画面
そして、こちらもオートゲインに対応しています。音が割れる前に抑えてくれる機能も最初からオンで、それをカラーの画面でパッと確認できます。M2になかったお助け機能が、ほぼ同じ値段でそろっている、というのが「今ならこっち」の理由です。
弱点:丸いMIDIの端子がなくなった
ただ、初代にあった丸いMIDIの端子がなくなりました。古いシンセを丸いケーブルでつないでいる方は、別でMIDIのインターフェイスが必要です。それと、ヘッドホンの差し込み口は1つです。
歌ものや、声のキャラクターを録る段階から作っていきたい方にオススメです。
メーカー公式の紹介動画です(Universal Audio・Volt Gen 2 と Volt Max の紹介)。
5. RME Babyface Pro FS|定位感
▶ 動画では 5:11から この製品を紹介しています。
後にも先にも、オーディオインターフェイスの音に感動したのは、RMEのBabyface Proに、当時使っていたイヤホンをつないで聴いたときです。
楽器店員時代の話:試聴したその日に買って帰った
楽器店に勤めていたころ、お店の展示品を動作確認する一環で試聴したんですけども、海外バンドの曲を流した瞬間、どこでどの楽器が鳴っているのかがすぐに分かって、衝撃を受けました。その日の帰り、自分の手にはBabyface Proが入ったお店の袋がありました。
今はデザインはそのままに、中身がパワーアップしたBabyface Pro FSになっています。
良いところ:すっきりした音と、安定した動作
音はすっきりしていて、打ち込み系もきれいに聞こえる印象です。それとRMEは、パソコンとやり取りする仕組みがとても安定していて、音の遅れを限りなく少なくできるのも、長く使える理由の一つです。
弱点:ケーブルが3つの面から出る・TotalMixは最初とっつきにくい
ただ、ケーブルを色々つなぐと本体の三つの面から飛び出すので、置き場所に少し困ります。細かい設定をするTotalMixというソフトも、機能が多い分、最初は取っつきにくいです。
価格は、通常15万4千円のところ、RMEの30周年記念の特別価格で、今は13万2千円前後になっています。この特別価格は2026年12月31日までとのことです。
ミックスで音の位置までしっかり聴き分けたい方、1台を長く使いたい方に。ぜひ一度、お店でこの定位感を体感していただきたいです。
メーカー公式の紹介動画です(国内代理店 RME Audio JP)。
5台をスペックで比べる
動画では入れられなかった比較表です。細かいところを見比べたい方はこちらをどうぞ。
| 製品 | 入力 | オートゲイン | ループバック | 推し | うーん |
|---|---|---|---|---|---|
| YAMAHA UR12MK3 | マイク1+ギター1 | なし | あり(ボタン1つ) | 1万円台で聴く音が良い | マイクは1本まで |
| Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen | マイク2(ギターも可) | あり | あり | 録音の失敗が減る | ボタンが多く最初は戸惑う |
| MOTU M2 | マイク2(ギターも可) | なし | あり | 聴く音・メーター画面 | 値上がりでコスパは薄まった |
| Universal Audio Volt 2 Gen 2 | マイク2(ギターも可) | あり | あり | 3つの音色モード | MIDI端子なし・ヘッドホン1つ |
| RME Babyface Pro FS | マイク2(ギターも可) | なし | あり(TotalMix) | 定位感・安定感 | TotalMixが取っつきにくい |
まとめ:自分ならUR12MK3かScarlett 2i2
というわけで、いかがでしたでしょうか。
もし自分が今DTMを始めるとしたら、UR12MK3かScarlett 2i2を買うかと思います。
- 単純にコスパだけを求める → UR12MK3
- マイク2本で録りたい、録音の失敗をなるべく減らしたい → Scarlett 2i2
といった感じです。今回はご紹介していませんが、このほかにも、Solid State LogicのSSL 2 MKIIや、Audient、ApogeeのDuet 3、YAMAHAのURX22なども良いオーディオインターフェイスです。
最近の入門機はオートゲインのようなお助け機能まで付いて、クオリティがどんどん上がっていて、ただただ感動しています。
皆さんは今どんなオーディオインターフェイスを使っていますでしょうか。動画のコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
動画でも紹介しています
5台の公式映像や実機の様子は、動画のほうが伝わりやすいと思います。7分半ほどの動画ですので、あわせてご覧ください。
YouTubeのbeesicチャンネルでは、これから皆さんのためになるようなDTMに関する動画を投稿していければと思っておりますので、チャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。

