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え、これ無料なんですか?即戦力の無料プラグイン〜izotope編〜

こんにちは、beesicです。

もう年末ですね。。。

今年は月毎に自分にミッションを課していたので、通年よりは時間の進む感覚が遅く感じました。

個人的にとても良かったので、今後も続けていこうと思っております。

さて、そんな自分の活動を振り返る意味で今年インストールしたプラグインを色々と振り返ってみた所、有料プラグイン並に使用している無料プラグインが多く見受けられましたので、この際だから何回かに分けてご紹介してみようと思います!

中には期間限定で無料の物もありますので、まとまった時間が取りやすいこの時期にぜひダウンロードだけでもしておく事をお勧めいたします。。。!!

では、今回はizotopeをご紹介していきたいと思います。

iZotopeとは?

ミックス/マスタリングツールとして確固たる地位を築いているメーカーさんですね。

独自のAIアルゴリズムを取り入れたミックスプラグインやリバーブ、そして最近はNative Instrumentsと提携し、「soundwide」というグループ会社を立ち上げたりと多方面にて活躍されています。

さて、そんなizotopeにも無料のプラグインがいくつか用意されています。

izotope Imager V2

一番最初にご紹介するのは、音に広がりを与えてくれるImager V2のご紹介です。

簡単にいうと、音に「広がり」を与えてくれるエフェクターです。

Imager V2 offの音源

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2022/12/imager-2-off.wav

Imager V2 onの音源

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2022/12/imager-2-on.wav

とてもシンプルなエフェクターで、画面の左上の方には音の見え方を3種類の方法で確認することができるようになっており、実際に動かせるパラメーターは画面の右側にある「Width」と「Stereoize」という二つだけです。

Width」を動かすことで音の広がりを上に動かす事でどんどんと音が広がります。

Stereoizeはまず「Stereoize」と表記されている部分をクリックする事でONにする事が出来ます。

そして動かせるバーの下には二つの「Mode」が用意されており、これによって音の広がり方が変わります。

バーを動かすとよりステレオ感を強める事が出来ます。

弦楽器やピアノなどに使っても面白いですし、あとはボーカルに使う事で楽器に埋もれないようにしたりなど使い方は様々です。

応用的な使い方としては、「Width」のバーを下にする事で音の広がりを無くすことが出来るため、例えばベース、サブベースなどあまりステレオ感が出てほしく無い音源などに使用して、トラックの低域をスッキリさせる事なども出来ます。

またこのImagerですが、普通に販売されている「Ozone」の中にも収録されているエフェクターだったりします。

こちらは帯域毎に(低域、中域、中高域、高域)音を広げたりするなどが出来るため、よりミックスの際に活躍するエフェクターとなっています。

izotopeの会員登録が必要となりますが、優秀なエフェクターですのでぜひこちらからゲットしてみて下さい。

izotope Vocal Doubler

こちらもとても重宝しそうなエフェクターです。

簡単にいうと音を「少し揺らして」広がりを与えてくれるエフェクターです。

Vocal Doubler offの音源

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2022/12/Doubler-off.wav

Vocal Doubler onの音源

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2022/12/Doubler-on.wav

特にラップのドロップや、ボーカルのサビの部分など声のパートを「印象」づけたい時に活躍するエフェクターです。

その名の通り、音がダブって聴こえるようにしてくれるエフェクターとなっています。

左側にある「Separation」の数値を大きくするとステレオ感が増します。

その下にある「Variation」の数値を大きくすると音の「ダブり感」が強くなります。

そして右側にある「Amount」Vocal Doublerによって作られたエフェクターの音の音量となっています。

その上にある「Effect Only」を押すと元々の音はミュートされ、エフェクターによって作られた音だけを流すことが出来ます。

基本的には「Amount」は100で使用し、「Separation」と「Variation」で調節してあげると良いかなーと思います。

このエフェクターを使いこなす事が出来ると曲内のボーカルの「雰囲気」が段違いになる為、強くお勧めしたいエフェクターです。

このエフェクターは「Ozone」にも収録されていませんので、ぜひぜひこちらからチェックしてみてください。。。!

izotope Vinyl

さて今度は音に「アナログ感」を出してくれる「Vinyl」のご紹介です。

このエフェクターは「ラジオ感」を出したり、アナログレコード特有の「プツッ・・・」というノイズを出すことが出来たりします。

起動してみるとレコードプレーヤーが回っていて、ユニークと共に分かりやすいエフェクターとなっています。

レコードプレーヤーの上には年代が記載されており、これによって音の「ラジオ」感が変化するようになっています。

「1930」の場合

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2022/12/vinyl-1930.wav

「2000」の場合

https://beesic.blog/wp-content/uploads/2022/12/vinyl-2000.wav

その他に左下の「RPM」はレコードの回転数の事を示しており、これによりノイズの音が変化していきます。

「Sprindown」はこれをオンにした状態で音を流すと、ゆっくりとレコードプレーヤーが止まるような音になります。

その隣の「Lo-fi」は押すことでビットクラッシャーのように音がガビガビになります。

「Wear」はハイパスフィルターとディストーションが組み合わさったような効果になっており、この数値を大きくする事でどんどんと音が荒々しくなっていきます。

続いて右側の「Mechanical」ですが、これは機械的なノイズを足す事が出来ます。

音の感じとしては風のような音になっています。

その隣の「Electrical」はちゃんとケーブルが刺さっていない時のようなノイズを足す事が出来ます。

その下の「Dust」はノイズ音の調整、「Scratch」は音のブツブツ加減の調整、「Warp」は歪んだレコードを再生した時のように音程が揺れるような効果が得られます。

というように、様々なノイズをこのエフェクター一つで生成出来るようになっており、「Lo-Fi hiphop」などにも使用出来たり、曲の最初にレトロ感を演出する為に使用したりと幅広い使用方法が考えられるようになっています。

その他の使い方として、「Dust」、「Scratch」、「Warp」を全てOffにして、年代と「Wear」だけを動かして音に少しアナログ感を演出するような事も出来ます。

このエフェクターはDoublerと同じく「Ozone」にも収録されていませんので、ぜひぜひこちらからチェックしてみてください。。。!

まとめ

という訳で、今回は大人気のメーカーさん、izotopeの無料プラグインをご紹介してみました!

自分も毎回どれかは使っていたりしますので、ぜひぜひ試してみて下さい!

でわでわ〜

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