こんにちは、beesicです。
何かを録音するといった場合に必要になってくるのがマイクです。
そんな中でも今回はコンデンサーマイクのご紹介をさせていただければと思います。
では早速さっそくいってみましょうー!
なんで録音にはダイナミックマイクではなく、コンデンサーマイクなの?
まず、そもそもなぜ録音する為にはコンデンサーマイクが必要なのかと言いますと、簡単に言ってしまえばコンデンサーマイクの方がより「音」を拾ってくれるからです。
なので、録音をする際には静かにする必要があるのですが、歌の細かい歌い方や息を吸う音や、囁くような歌声もしっかりと録音する事が出来ます。
コンデンサーマイクを使う際の注意点
オーディオインターフェイスにファンタム電源(48v)と表記があるかを確かめよう!
コンデンサーマイクを使用する際にはオーディオインターフェイスがファンタム電源に対応している必要があります。
この規格に対応していない機器に接続したとしてもマイクは何の音も拾ってくれず、使用する事が出来ません。
特に小さいオーディオインターフェイスほど対応していなかったりしますので、ご購入/もしくはお手持ちのオーディオインターフェイスにファンタム電源、もしくは48vという表記がどこかにあるかを必ず確認してからご購入するようにして下さい。
購入するコンデンサーマイクにサスペンションホルダー(ショックマウント)が付いているか確認しよう!
コンデンサーマイクは録音の際に少し揺れるだけでもノイズを拾ってしまうほど繊細なマイクです。
その録音の際にマイクが揺れないようにする機材があり、それがサスペンションホルダー(ショックマウント)と言われる物です。
使い方としてはコンデンサーマイクをこの器具に乗せて(または挟んで)マイクスタンドとサスペンションホルダーに空いている穴を合わせて接続して使用します。
ちなみに今回ご紹介するコンデンサーマイクにはこの器具が付属していたり、マイク内に同じ仕組みを搭載した物をご紹介させていただきますのでご安心下さい。
ポップガードもあると心強いです!
コンデンサーマイクは音を繊細に拾ってくれるが故に「つ」や「さ」という音が聴いた時に気になってしまうほどの音で録音されてしまいがちです。
それを和らげてくれる意味でもポップガードというものがあると安心です。
使い方はコンデンサーマイクの前にこれを設置して使用します。
ポップガードには2種類あり、ストッキングのような素材のタイプと金属製の二つがあります。
ストッキングのようなタイプは高音を柔らかくしてくれるのですが、しっかりとケアをしてあげないとクサくなってしまいますのでご注意下さい。それに対して金属製のポップガードは高音はそのままですが、ケアがしやすいという点があります。
金属製ですので、使用後は水洗いをしてタオルなどで水気を取って上げるだけで大丈夫です。
しかし、ストッキングのようなタイプに比べてお値段が高めとなっています。
コンデンサーマイクは衝撃に弱いです!
楽器店時代によくあったのが、コンデンサーマイクを落としてから録れる音が変わってしまったという問い合わせでした。
この原因として、コンデンサーマイクは衝撃に弱く、少しの衝撃で音を拾う部分がズレてしまい、録れる音が変わってしまう事があります。
ですので、コンデンサーマイクを扱う際は丁寧に扱うようにしましょう。
使い終わったらちゃんとしまおう!
コンデンサーマイクは湿気に弱く、音を拾ってくれる部分が錆びやすくなっています。
そして錆びてしまうとノイズが発生してしまうので、使用後は購入した時に付属するケースに保存するか、乾燥剤と一緒にジッパーなどで保存するようにして下さい。
色々と言いましたが、オススメのコンデンサーマイクをご紹介していきます!
オススメコンデンサーマイク
1. marantz Professional MPM1000J
今回ご紹介するコンデンサーマイクの中で唯一1万円以下で買える機種です。
お値段が安い機種ですが、ケーブル、スタンド、ショックマウントまで付属してくるので、これを購入するだけですぐに使用する事が出来ます。
録れる音もクセは少ないですが、音量を上げていくとノイズは少し乗ってしまいますのでDAW上でノイズを除去する必要があります。
コンデンサーマイクに初めて触れる方や購入する方にオススメの機種です。
この機種でコンデンサーマイクというのはこういう音の拾い方をして、そして扱い方を学ぶという意味でもお求めやすい機種かと思います。
2. AKG P220
ここから少しお高くなってしまいますが、しっかりとしているコンデンサーマイクです。
このP220にはハードケース、そしてサスペンションホルダーが付属します。このハードケースがしっかりしているので、使用後はこのケースにしまったり、出先で録音をする際にはこのケースに入れて外出する事で安心です。
マイク本体にローカットという低音をカットするスイッチや、パッドスイッチという楽器を録音する際に便利なスイッチが付いていたりします。
録れる音は高音に印象があります。
特に声の高い方で、キラキラした高音が欲しいという場合にオススメの機種です。
3. ASTON MICROPHONES ORIGIN
今回ご紹介するマイクの中でも異質なマイクがこの「Origin」です。
何が異質かと言いますと、マイクの中にポップガードとサスペンション機能を内蔵している事です。そして衝撃にも強いという、最初にご紹介した部分をほぼ気にしなくて良いコンデンサーマイクです。その自信の表れからなのか、マイク本体の下に直接マイクスタンドと接続出来る端子が用意されています。
さらにローカットスイッチ、パッドスイッチも用意されているので非常に使いやすいマイクです。
録れる音は中音域に特徴のある、温かみのある音です。
打ち込みの曲というよりも少しゆったりとした曲や音数が少ない楽曲などで活躍出来るマイクかなと思います。
また、現在限定版のAston Origin Black Bundleという本体が黒く、そしてポップガードとショックマウントが付属するタイプも発売されています。
ただでさえノイズに強い機種なので、ポップガードとショックマウントが付くと安心ですね。
個人的な感想として本体の大きさに比べてとてもずっしりとしているマイクで重いです。
また、本体の下の部分がツルツルしているので、ハンドクリームなどを使用している場合、ツルッとなってしまいやすいのでご使用の際にはお気をつけ下さい。
4. audio technica AT4040
おそらく楽器店で最初にDTM機材を購入する際にオススメされる中で最上級のコンデンサーマイクです。
ケース、ダストカバー、ショックマウントなどが付属します。
そしてマイク本体にはローカット、パッドのスイッチを搭載していますので楽器の録音や、低い声の方でも安心してご使用いただける機種です。
定番中の定番のコンデンサーマイクで、音的にはクセが少なく、若干中音域に特徴のあるマイクとなっています。クセが少ないので、打ち込みでも生音の楽曲の場合でも安心して録音していただけます。
最初から高品質のマイクを使用したい方にぜひオススメの機種です。
他のマイクは・・・
他にも人気のマイクとして見た目が可愛く大人気のBlueのマイクがあるのですが、価格が上がってしまい、コスパ的にどうなのかな?と思いますので今回はご紹介を控えさせていただきました。
もしご購入の際にはセールを定期的に多くのメーカーがしますので、その時が狙い目です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とにかく様々なマイクがあるのですが、値段が上がれば上がるほど音量を上げて録音をしたとしてもノイズが全然乗らないので、より録音しやすくなったりしたりします。
社会情勢的に現在はマイクを楽器店で試すというのは難しいかもしれませんが、Youtubeにてどのような音なのかを紹介されている方が多くいらっしゃいますので、そういうのでご確認いただけますと幸いです。
一度ハマってしまうと次々と色んなマイクが気になってしまいますので、お気をつけ下さい。。。
では、また次回!
どのくらい音を拾ってくれるかと言いますと、服の擦れる音、机を触った時の音、手と手を軽くすり合わせただけの音も拾ってしまうほどに繊細です。