先日から配布が始まり、様々な新機能が搭載されているmacOS Monterey。
自分のパソコンにインストールされているLogic Pro Xも四角になっており、iphone/ipad用のアプリのようなデザインになっています。
ついついアップデートしたくなってしまいますが。。。
DTMをやる方はちょっと待って下さい!
実はOSの発表直後のアップデートの際にはDTM作業において様々なデメリットが存在します。
1.今まで動作していた音源やDAWソフトに不具合が起きる
特に多いのがこの事例で、osをアップデートした際に使用できなくなってしまったり、動作が不安定になるなど様々なリスクが伴います。
サードパーティー製のプラグインをよくご購入される方はご存知かもしれませんが、新しいosの配布が始まると多くのプラグインメーカーがアップデートを待つようにというメルマガを配信したりsnsで発表をしたりしています。
上の画像はOutputというプラグインメーカーからBig Surが配布された時に届いた実際のメールです。
ここには「まだmacOS Big Surにアップデートをするのは待って下さい、私達はソフトの動作確認を進めています。今のところあなたのそのままのバージョンが安定しています。私たちが安全を確認できたら改めてアナウンスします。」というような事が書かれています。
この他にも今まで使えていたMIDIキーボードやオーディオインターフェースが使用できなくなってしまうケースもあるので、完全な安全が確認出来るまではアップデートはオススメ出来ません。
ただどうしても新しいosを使用してみたいという方は、所有している機材やプラグインソフトメーカーサイトにて、動作環境が対応しているのかどうかを確認されてからアップグレードの判断をされるのが良いかと思います。
※ただし、販売完了品や開発が終了してしまっているソフトプラグインなどは新しいosでの動作環境が確認されなかったり、アップデートがされなかったりする事もあるのでご注意下さい。
この辺を対応してくれるかどうかはメーカーさん次第になるのですが、もし新しいosでの動作環境が発表されて自分の所持している機材が確認出来ない場合は、メーカーさんにメールをするか、他に機材を持っている方の情報を頼りにするしかありません。
それか一か八かでアップデートをするしかありません。
2.そもそもOSにバグが発生している
新しいosの配布が始まってすぐは、osのバグなどが多く報告される事が普通です。
中には起動しなくなるなどの不具合もあるので、新しいosにされる場合にはお持ちのパソコンでの新しいosの動作環境などを調べられた方が良いかと思います。
https://japan.cnet.com/article/35162540/
上の記事では実際に動作が確認出来ていなかったりしますので、新しいosにアップデートをされる方はこのようなバグ発生及びバグが直ったのかも含めて検索される事をオススメします。
総評
新しいosで最新の機能や技術を使用してみたいのはとても分かるのですが、もしこの記事を読まれている方がDTMをされている場合には新しいos配布直後のアップデートはオススメしません。
各メーカーさんの動作環境の発表を待ちながら、ご自身にしか作れない曲を作りながら気長にお待ちいただく事をオススメします!